患者さんがやってきます。
『前立腺の数値が高いようだ!』
→『結果を見せてください。前立腺がんの腫瘍マーカーPSAが高いのですね。PSAが4以上だと前立腺がんの可能性が高くなりますので、さらなる検査が必要です。』

『PSAは、数値が4~10ならば約20%、10以上なら半数以上でがんが見つかります。でも、前立腺肥大症や前立腺炎などでも高くなります。詳しく調べましょう。』
とお話しします。
ただ、年齢の若い方では、正常を2以下とし、それ以上が異常値とする場合も有ります。

クリニックでは、PSAの採血と、肛門に指を入れて前立腺を診察します。そして、超音波の機械をおしりから入れて、前立腺の状態を詳しく観察します。

前立腺はお腹から超音波を当てると距離があり観察しにくいのですが、肛門からは膜一枚なので、超音波ではきれい見えます。
がんに行く血流が見えるカラードップラー超音波を用いることで、さらに診断の精度が高まります。

前立腺がんの診断は、PSA採血と直腸診(肛門から指を入れた診察)、経直腸前立腺エコーの三本セットが基本です。

これらの検査で異常があれば、前立腺がんを疑い、前立腺に針を刺して組織を取る検査が必要になります。前立腺生検には、針を直腸から刺す方法と、陰嚢と肛門の間(会陰)から刺す方法があります。

通常前立腺生検は入院して行いますので、検査は病院に依頼して行っています。

僕の役目は、生検が必要かどうかを判断すること。
患者さんにその必要性をパソコンのスライドを用いて詳しく説明すること。
そして、患者さんの都合に合う病院をご紹介する事です。

当院は、太田西ノ内病院、太田熱海病院、星総合病院、寿泉堂総合病院、南東北病院と病診連携を行っています。
患者さんのニーズに合わせ、検査を受ける病院を紹介しています。

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