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2009.01.09 13:02 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  援腎会  | 推薦数 : 0

透析患者さんの動脈硬化1

透析患者さんでは、心血管系の死亡率が一般人の10倍以上有ると言われています。
虚血性心疾患や心筋梗塞、そして脳血管障害も10倍以上です。

これまで、透析患者さんの動脈硬化について動脈の壁の状態を調べた報告がいくつかありますが、透析患者さんは、動脈が硬くなるだけでなくさらに、動脈の壁が石灰化することが問題だと言われています。

動脈硬化自体は、透析が始まる頃にはかなり進んでおり、心筋梗塞の原因となる冠動脈も75%以上の優位な狭窄が半数以上の方で見られると報告されています。

なおかつ、導入時の冠動脈の狭窄は、冠動脈一本だけの場合は1/4くらいで、2本3本の多枝に渡る場合が3/4も有ると言われています。

さらに、その状態に加え、透析が始まると動脈壁の石灰化が進み、心血管系の病気が起こりやすくなってきます。

では、透析患者さんの動脈硬化の進展を抑制するためには、どうすれば良いのでしょうか。

1つは、血管壁の肥厚と硬化を抑制することで、血圧を中心に、脂質や血糖の管理をしっかりすることが重要です。

最近では、コレステロールの管理として、LDL-コレステロールとHDL-コレステロールの比が1.5未満となるようにコントロールすることが大切だと言われています。

また、透析患者さんの血圧は、平均血圧で100から120くらいにコントロールしなさいと言われています。
血糖についてもしっかりコントロールしなさいと言われています。

そしてもう一つは、透析期間と共に高度化する血管の石灰化を抑えることが重要になります。

腎不全が進行すると全身のさまざまな所で石灰化が進みます。
その原因については、次回お話しします。

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