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今回はオシッコが出にくいという場合のお話で、高齢男性でよく起こる前立腺肥大症のことです。
一般には、オシッコに夜何回も起きるとか、出し切れない、すっきりしないなどの症状で来院されます。
まずは問診です。
いつからオシッコが出にくくなったのですか。
オシッコした後残った感じがありますか。
など、聞きますが、現在は国際前立腺症状スコア(IPSS)と言う問診票を用いることで、排尿の状態が客観的に評価できます。

既往歴として、排尿障害を起こすような病気を持っていないかや、これまでにかかった病気、内服薬などを問診します。
他にも、糖尿病を患っている方や直腸、子宮などの病気で大きな手術をした方では、神経が原因で排尿困難を起こす場合もあります。
また、高齢男性では前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAを採血し、前立腺の診察と前立腺の超音波を行います。
おしりから指や装置を入れるので、違和感は有りますが、特に強い痛みは有りません。ただ、痔のある方は注意して行う必要が有ります。
前立腺の超音波では、前立腺の大きさ、かたちが問題ないかなどを調べます。
次に、尿流量測定装置でオシッコの勢いがどのくらいか検査し、超音波で残尿検査を行います。
これは、正常の尿の勢いに比べ、どのくらい弱いかが一目瞭然でわかりますので、患者さんも結果のわかりやすい検査だと思います。
また、頻尿のある方は排尿の記録を書いてきてもらいます。
以上より、前立腺肥大症の重症度を確認してから、お薬を処方します。
基本的にはきちんと状態を把握してから薬は出しますが、症状の強い方や希望される方は初診時からお薬を処方いたします。
通常α1ブロッカーという種類の薬を初めに処方いたします。
また、他の症状が有る場合は別の薬も処方いたします。
以上が、排尿困難を訴えて来院される前立腺肥大症の方の治療方針です。
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