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前回もお話ししましたが、診療中に、症状やその他の要因から、診療の方向性が違ってくる場合があることをご理解ください。
血尿には、ある日突然真っ赤なオシッコが出たと言う肉眼的血尿と、検診、人間ドックで見つかった顕微鏡的血尿があります。
顕微鏡的血尿については、次回お話しいたします。
肉眼的な血尿が出た場合、症状があるときと無いときでは、考え方が変わってきます。
背中が痛むとか脇腹が痛む場合は尿管結石。
オシッコするときに痛みがある場合は膀胱炎。
などが考えられますが、症状が無い場合でも、重大な病気が隠れていることもあります。
症状が出ないので、放置しておく人がいますが、非常に危険ですので、血尿が出たらすぐに泌尿器科を受診してください。
膀胱がんの初診時の症状で一番多いのが、無症状の血尿です。
他にも、腎盂がん、尿管がんの場合でも、血尿を初発症状とする場合があります。
血尿を放置してしまい、取らなくてもすんだ膀胱を取らなくてはならなくなった患者さんをいっぱい知っています。
この場合は、膀胱のカメラを行うことで膀胱内に病気があるかどうか確認できます。
ただ、通常行われている硬性鏡による膀胱鏡はかなり苦痛のある検査です。男性では、事前に尿道に麻酔液を入れて行いますが、かなりの苦痛を伴います。
でも、当院に来院された患者さんには、柔らかく痛みの少ない軟性膀胱鏡を使用しますので、ご安心ください。
カメラの間、本を読んで過ごしている患者さんもいるくらいです。
そして、その他に行う検査ですが、
前立腺がんの腫瘍マーカーや腎機能を見る血液検査
腎臓にできるがんや石を診るために超音波検査
尿管にがんや石が出来ていないか確認するための腎盂造影検査
オシッコのどこかにガン細胞が出ていないかを確認する尿細胞診
などがあります。
通常は、尿細胞診の結果が出るのに一週間くらいかかりますので、予約検査である腎盂造影検査を一週間後に予定して再診となります。
以上の検査でもはっきりしない場合は、逆行性腎盂造影等の詳しい検査が必要となる場合があります。
ただ、初診時の検査ですぐに病気が見つかり、入院、手術が必要となる場合には、太田西ノ内病院をはじめとする近隣の病院へご紹介いたします。
以上、今回は肉眼的血尿についてご説明いたしました。
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本日から、シリーズで当クリニックでの泌尿器科の診察についてお知らせします。
『泌尿器科をどの様な症状で受診するか』
まずは、患者さんの症状を聞くことから診療は始まります。
病名ではありません。
患者さんが来院するときは、自分はどういう病気だと言って来院するわけでなく、症状を言って来院するのだと言うことです。
つまり、どの様な症状の場合、どの様な検査と治療が行われるのかが、実際に知りたいこととなるかと思います。
それで、最初にお話ししますが、おおざっぱな話になります。
多数の方は、同じ診療の方針でいけますが、症状や既往歴、飲んでいる薬などから、これはちょっと病気が違うようだと考えられた場合には、方向性が違ってきます。
そのことを踏まえごらんください。
1,血尿がでた。
2,検診で血尿があると言われた。
3,オシッコが出にくい(排尿困難)
4,オシッコが近い
5,前立腺癌の数値(腫瘍マーカーPSA)が高いと言われた。
6,背中が痛く血尿が出る(尿管結石)
7,オシッコするときに痛みがある。
以上について、シリーズで連日投稿したいと思います。
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