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医療施設の広告には制限がある。
以前よりは規制緩和されたものの、未だに何を広告していいわけではない。
全く無制限にするのはどうかと思うが、
緩和された内容でも、病院を選ぶのには情報量が少ないのではないかと思う。
まあ、今はインターネットがあるのでそれほど困らないのかもしれないが。
ちなみに厚生労働省の見解ではインターネットは広告に当たらない。
広告は、無制限に不特定多数の人間の目に留まるもので
インターネットは目的を持ってみるものだから広告にならないらしい。
TVで病院やクリニックの広告を見ることは少ない。
美容外科以外で全国展開している病院が少ないのもあるが
地元ローカルでもほとんどイメージ広告しかできないので
大枚をはたいての広告効果は得られないだろう。
横道にそれるが、
マスコミ、特にTVはスポンサーに頭が上がらない。
そのため、広告を出さない医療業界(製薬会社は別)は気兼ねなくバッシングすることが出来る。
製薬会社は大口のスポンサーなので
毎年過去最高益を更新していてもマスコミでたたかれることはない。
また、最近起こった秋葉原の無差別殺人事件でも
犯人が働いていた会社の元請け、日本で最も広告費を使っているらしい、
自動車会社の話題が触れられることがないのはそのためだという噂もある。
閑話休題、
そういうわけで病院の広告は駅看板、電柱、電話帳など限られたものになる。
開業した当初、どこで嗅ぎつけてくるのか広告会社が蟻の様に群がってきた。
「とにかく知ってもらわないと」という思いもあり
タウン誌や消火栓など含めかなりの広告を行った。
が、いったん始めた広告はやめるのが難しい。
広告効果がないように思えやめようと思っても、
「もしこの広告をやめると患者数が減るかもしれない」という思いが常につきまとう。
それでも徐々に減らし、今はJRの最寄り駅にすら出していない。
そんな中、数少ない広告の更新の話が来た。
バスのアナウンス広告、「次は○○前です」というやつである。
1年ごとの更新なのであるが、
実はこの3年ほど更新の度に「もうやめる」といっていたのである。
やめるというと割引料金になり、翌年から毎年担当者が代わり
新しい担当者は必ず、やめるということを初めて聞いた顔をし、
「いや〜この料金見てびっくりしたんですよ。この料金は特別ですよ」という。
今年も全く同じ話の流れとなった。
「バスの本数も多いし、この料金でもったいないですよ。
どうしてやめるんですか?」
「忙しすぎて、もうこれ以上患者数が増えるとまともな診療ができなくなるから」
「・・・・・・・・」
たぶんこんな理由は初めて聞いたのであろう、妙な間があった。
まあ、普通は費用対効果が乏しいとか、事業事態の撤退が大半だろうから。
それに対するマニュアルはあろうが、人が多すぎるからやめるというマニュアルはないのだろう
そこからの営業トークはグダグダになってしまった。
通常の殺し文句は「広告をやめると顧客数が減るかもしれませんよ」なのだが、
元が患者数を減らしたいという理由なのだから、どうしようもない。
「料金を勉強してみても・・・・・・だめですよね」
当然だめである。
彼の出した究極の提案はこうだった。
「・・・いっそのこと、お医者さん募集というアナウンスはどうでしょう・・・・」
事務員や、妥協して看護師まで認めよう。
でも、医者がバスの「医者募集のアナウンス」を聞いて就職の申し込みに来るはずがない。
というか、それで面接に来るって、怪しくありません?
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原因不明のノドの痛みに引き続き
今週頭に風邪をひき、ノドをさらに痛めてしまった。
というわけで、消炎剤+のど飴生活を送っている。
そんな折、ネットの中でのど飴に対する一文を見つけた。
のど飴とはなんぞやという疑問に対し調べてみると、
はっきりとした定義はなく、ハーブなど主にスッキリ系のエッセンスを入れて、
製菓メーカーが勝手にそう称しているだけとか・・・・・・・
ただ、ドラッグストアーなどで売っているお薬系ののど飴(いわば本当ののど飴)もあるとのこと。
いわれてみたら当たり前のことである。
何にしろ、「こういった効能効果がある」と謳う以上は医薬品となるわけで
お菓子屋さんで気楽に売るわけにはいかない。
「美白とか、永続する変化を謳うことが出来るのは医薬品だけで
化粧品が、美白効果がありますとかいうのは違法なんですよ」
と、常日頃言い続けていた、足下がすくわれた形になった。
医薬品としてののど飴って何があるんだろう?
好奇心に駆られて近所のドラッグストアへ行ってみた。
レジカウンターなど目につくところに置かれた商品は、
よく目にするお菓子系のど飴達。
お薬系のど飴はどこにあるのかなと、店内を見渡すと
なるほどちゃんと、お薬然と陳列してありますな。
どういったものが並んでいるかを見ると、
「浅田飴」「南天のど飴」「ヴィックスドロップ」・・・
何とも懐かしい名前ばかり。
味の種類こそ増えてはいるが、昔ながらのというラインナップだ。
そして、容器に書いてある注意書きを読むと、
ちゃんと、「効能、効果」「用法、用量」が書いてあり、
やはり薬だったんだ!!!という新鮮な驚き。
と、同時にもう一つ意外な事実が。
用法用量:成人(15歳以上)1回3錠を・・・・
えっ!1回3錠も舐めるの?
もしかして、今手に持っているこれだけかも、と思い全種類確認したが
ほとんど同じような表記。
確かに薬だとすれば、年齢や体重などで容量を変えなければならないし、
小児の1回量を基準に、大人の量を増やすようにした方が合理的であろう。
理論的にはまったく齟齬はないし、単純明快な結論だ。
が、
「あめ玉を1回に3錠も舐めるの〜〜〜〜・・・・・・・」
この意外な事実を聞いた大人の顔は曇っていく。
3錠舐めたいのは子供の方だったりして・・・・・
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電話がかかってきた。
色々な電話が来ることは前回も書いたが
最近はフィルター(受付嬢たち)の精度が上がったので
直に内容を確認するまでもなく、受付の方で断っている(のだと思う)。
ところが、先日スタッフの一人が不思議そうな顔をしてやってきた。
「先生、何か検診の登録されてます?」
『検診の登録』の意味が判らない。
『検診を受けに行くか?』というのなら『予約しているか』というべきだし、
校医でもない私は、検診などしにいくこともない。
「・・・いっている意味が解らないのだけど』
「メディカル何とかという会社からお電話で、
検診をしてくれないかというお問い合わせなんですけど」「?????ますます訳が分からん・・・
とりあえず電話に出てみる・・・・」
「・・お忙しいところ申し訳ありません。
当社、○×メディカルセンターと申しまして、
企業検診のお手伝いさせていただいている会社なのですが 先生、2週後の火曜日がお手透きでないかと思いまして・・・ 」
「・・火曜日は休みだけど・・・」
「実は、某社の企業検診が入っているのですが、
予定していた先生が急に都合つかなくなりまして、
急遽代理の先生を捜しているわけでして・・・・」
「・・・ちょっと訊きたいんだが、なぜここに電話してきたの?」
「・・・・インターネットで検索して、火曜日が休診の先生のところに
手当たり次第に電話しているんです・・・・ 」
「それはまた、ご苦労なことで・・・・・・
ところで、うちは形成外科と皮膚科のクリニックで、
聴診器なんてもう何年も使ったことがないよ」
「えっ!検索サイトに皮膚科、形成外科、内科と書いてあったのですが」
確かに、『検診医として登録してあるか』不思議に思うのも無理はない。
登録もしていない人間に、いきなり検診依頼のTELがあるとは
スタッフも(もちろん私自身も)予想だにしていない。
医者が見つからず、せっぱ詰まった上での窮余の策だろうが、
それにしても手当たり次第とは・・・
もちろん貴重な休みをそんなことに費やすのはごめんだし、
献血の検診以外はやったことがないのでお断りしたが、
バイト料がいくらかだけは訊いておけばよかったとちょっと後悔。
そういえば以前、妙に話が食い違う患者さんがいて、
よくよく話を聞けば、内科と思いこんで来院された方だった。
その人もネットで検索して、内科と書いてあったといっていたが、
どこかの医療検索システムに内科と書かれているのだろう。
どの検索システムか訊いておけばよかった!!
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期間中休んでいたので、その煽りで土日は大混雑でした。
「14,15日は絶対こない方がいいよ」といっていたのが功を奏したのか
去年の同時期の1割増し程度だったのでまだ 許容範囲でしたが・・・
個人自営業者が、如実に収入が減るのにも関わらず学会に行くのは
スキルの維持と新しい治療法、術式の勉強などが最大の目的です。
ただ、これらの点は通信手段が発達した現代、
必ずしも一つ会場に集まる必要性はないといえます。
他の目的としてあるのが、色々な業者の展示ブースです。
イメージしやすいようにいえば、屋台みたいな雰囲気なのですが
通路の両端にずらりと並んで、行き交うDrの呼び込みを行うわけです。
そこで始めて目にする機械や治療器具もあり、何か掘り出し物がないか
見て歩くのも大きな楽しみです。
ただ、うちのスタッフたちにはこれがすこぶる不評で
色々な業者から面談の予約が入らないか、得体の知れない機械が入ってこないか
学会開けは、しばらくは気が休まらないようです。
今年は新しい治療理論の機械はなく、今までの焼き直しが大半でした。
顔なじみのメーカーの人間と立ち話をしても、営業的な話は全くなく
今までの機械に関しての新しい知見が話題になるくらいでした。
我がスタッフたちも今年はホッとしていることでしょう。
そしてもう一つの目的は人と会うためです。
医局の先生方と会うのもそうですが、同じ専門ジャンルの先生と会い
お互いの治療法に関して意見を交換するもの楽しみです。
今年の場合は、更にいくつかの理由で特定の数人とどうしても会いたかったのですが
会いたかった人間とは、おおむね話をすることが出来まあ満足のいく結果でした。
むしろ、全く期待をしていなかった人物と20数年ぶりにばったりと遇い、
これだけでも学会に行った甲斐があったというものです。
後は、旧交を温めたその先生から朗報を待つだけなのですが・・・・
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明日から形成外科学会がある。
今年の会場はお台場。
クリニックから1時間ほどの距離で、乗り換えも1回で済み便利だ・・・・
といいたいところだがそうはいかない。
朝一番早いセッションは8時(!!)から開始。
おまけに聞きたいセッションもそこに入っている。
細かい移動時間などを考えると、自宅は6時半過ぎに出なくてはならない。
朝には強く、毎朝5時半には起きているので(何をしているのだか・・・)
わざわざ早起きする必要もないのだが、
早朝の何も考えない『ボ〜〜』とした至福の時が奪われ、
すぐに活動開始しなければいけないのが腹立たしい。
会場が地方だと、会場に隣接するホテルに泊まるので
朝起きて、朝食を済ませて、場合によってはシャワーを浴びてもまだ時間が余る。
さらに、興味がないセッションの時はホテルに戻って昼寝も出来る。
さて、今回、興味のないセッションの時間どうやって暇を潰そうか。
各医療機器メーカの出店を見て回るのは当然として、それでもまだ時間が余りそう。
かといって、お台場じゃおじさん独り観光して回るようなところではないし・・・・・
仕方がない。
今やっている仕事に全く縁がない、唇裂や、ガンの再建の話でも聞きますか・・・
ちなみに、毎年学会で一番被害を被っているのはうちの相方である。
自力で起きて、自力で職場に行かねばならないので。
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