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今年ももうまもなくで終わりである。
今年は珍しく平穏な1年だったような気がする。
といっても、スタッフの一人が二人目を出産し、
一人が結婚し、一人が産休から復帰、直後に二人目妊娠が発覚。
この程度、まあ計算内の出来事と考えるべきであろう。
では恒例の今年最後の日の入りと富士山。
では、良いお年を。
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昨日午前中をもって今年の診療は終了。
今日から休みである。
といっても、こうしてクリニックに来てパソコンの前に向かっている。
決して、自宅で書き込みしているわけではない。
「1週間も休診して、海外旅行にでも行かれるのですか?」
休み前になるとそう訊かれるが、海外旅行はおろか、国内旅行ですら行っていない。
まあ、これは相方が私に負けず劣らず忙しいことにも原因があるが。
医者の仕事は当然ながら診療であるが、開業医ともなるとそれだけではすまない。
やりたくもない事務仕事が、掃いてもわき出る綿埃のようにいつの間にか溜まっている。
こうした仕事は通常普通の休みの日にやっているが、
時間がかかることや、クリニックメンテナンスに関わることは
まとまった時間があるときにやらざるを得ない。
今日、明日、そうした残務をやってやっと本当に休みだ。
勤務医をしているときに
「先生たちいいですよね。午前中だけ働いて高級もらって」
と言われたことがある。
外来を午前中しかやっていないので、そう思ったらしかった。
決して午後遊んでいるわけではない。
回診、検査、手術、家族との面談、書類書き、検査や処方、処置のオーダーだし。
決して文字通りの診察だけが仕事ではない。
ああ、面倒くさい。
そろそろ現実逃避をやめて今日の仕事に戻らねば。
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今年も例によって、クリスマスプレゼントアンケートを取っている。
いつもの年ごとく、キャラクターものや、ゲーム関連のものが多いのだが、
そんな中でもっともすばらしく、虚を突かれた希望があった。
「サンタさんに何をたのんだの?」
「・・・いらなくなったオモチャを入れて、ハンドルをぐるぐる回すと
ジュエリーになって出てくる機械」
「?????????」
思考停止、イメージができない。
つぶさにおもちゃ屋さんを廻っているわけではないが、
何のことをいっているのだか判らない。
どういった商品なのだか見当もつかない。
フリーズした私を見てだか、母親が一言、言い添えた。
「本当にそんな機械を、サンタさんが持ってきてくれたらいいね」
その一言を聞いて始めて理解した。
そんな機械はこの世の中には存在しないのだ。
彼女が欲しいと思い描いた、彼女のイメージ世界のものだったのだ。
「・・サンタさんが持ってきてくれたらいいけど、ちょっと難しいかもね」
そうコメントするのが精一杯だった。
大人の感覚の中ではプレゼント=実在するもの=売っているものなのだが
決して絶対的にそういうわけ、ではない。
クリスマス自体、ある意味ファンタジーの世界なのだ。
当然プレゼントもファンタジーの世界。
この世に現存するものでなければならない法はない。
自分が欲しいと思い描く存在で構わないのだ。
恥ずかしながら、大人になるにつれこの当たり前のことを完全に忘れていた。
サンタさんをいつまでも信じられるといいね、といいつつ、
その実、周りの大人が子供たちに商業主義の現実世界を押しつけていただけなのだ。
この彼女にすばらしいクリスマスが来ることを心の底から願う。
・・彼女のご両親には同情しつつ。
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と、いっても何かやらかしたわけではない。
決して何かドジを踏んだとか、しくじったというわけではない。
ましてや、医療ミスを起こしたわけでもない。
「何もやっていない」といった方が良いかもしれない。
むしろ今から、「やらなければならない」のである。
思い返せば7月だっただろうか、某製薬会社の人間と会ったときにたのまれたのだった。
「うちで定期的に出している雑誌に、ニキビの治療に関して原稿をお願いしたいのですが。
原稿用紙4〜5枚程度で構いませんので」
「学術的な内容というより、ここでの治療の流れみたいな形だったらいいですよ」
締め切りが2月過ぎということもあり、気軽に引き受けてしまった。
月日の過ぎるのは早いもので、はや12月。
先日その製薬会社の担当者が、正式な原稿の執筆要項を持ってきた。
そこには写真、表、図を入れて原稿用紙7〜8枚となっている。
原稿用紙4〜5枚じゃなかったっけ?
特に写真も、表も使う予定はないし、丸々7〜8枚、3000字前後か・・・・・
まあ、少ない方が書きにくいので増える分には問題ないのだが、
そもそも、年末何かと雑用が多く、原稿を書く時間がない。
何で引き受けちゃったんだろう。
そういえば以前にも似たようなことがあった。
私の医師人生の中では珍しく、大学病院で働いていた時の話だが、
あるレーザー会社の方から、地元の医師会での講演を頼まれたことがあった。
大学での話だから、個人的にはなしを受けたのではなく、
教授が勝手に受けて、それを私に振ったのだと思うのだが
そのあたりのいきさつは詳しくは覚えていない。
ただ、そのはなしを聞かされたのが結婚式の直前であり、
結婚式の準備と、休む間の仕事の前処理とで忙殺されていたときに
降ってわいたようにその話が出てきたことは覚えている。
それ以来できる限り、こうしたはなしを断ってきたのに、
今回、どうして魔が差したんだろうな・・・・・・
まあ、こんな事書いている間に、少しでも筆を進めればいい話ではあるのだが。
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朝、窓にたたきつけられる雨の音で目を覚ました。
7時半過ぎに相方を送るべく車に乗ったときには
稲光とともに枯れ葉が横向きに飛んでいた。
いざ走り出すと、まるで霧の中を運転している錯覚を覚えるほどの豪雨。
天井をたたく雨の音でラジオの音声も聞こえないほど。
道路は冠水し、逆流した雨水で噴水を吹き上げているマンホールもあった。
挙げ句の果てに、ナビが「大雨洪水警報発令」を言い出すほど。
ところが20分もしないうちに雲は切れ始め、所々に青空が。
そして昼休み、外の様子を見ると抜けるような青空。
これが夏だったら、台風一過といっていただろう。
異常気象の多かった今年の締めくくりに相応しいというべきか。
年内に大雪、なんてことにならなければよいが。
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