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この十数年、髪の毛を染めていた。
別に白髪が嫌なわけでも、若作りをしようというつもりでもなく、
最初は相方のいたずら心がきっかけだった。
自分で染めていて、余ったカラーリング剤をもったいないからという理由で
人の頭をオモチャにしたのだった。
確かその時はピンク色だったと思うが、マニキュアだったので白髪が染まる程度で
そうは目立たず、ふとした光の加減で明るく見えるので
その後継続して、最近はティーブラウンだが、マニキュアを続けていた。
そのため、自分にどのくらい白髪が増えているか、意識することもなかったのだが、
正月休みにひげを伸ばした際に、ひげの中に集団で白髪がいるのを見つけた。
多少の白髪たちがいても驚きはしないが、それが一区画に集団でいると流石に驚く。
その時ふと気になった。
『頭の方はどのくらい白髪君たちがいるのだろう?』
自分で、適当にやっているマニキュアなので、生え際は染まっていず
よく観察すると、それなりの団体様がいらっしゃるようだ。
特に前髪中心に一大勢力があるようだ。
『・・・フム、これが全体に白くなったら、白のメッシュみたいでおもしろいかも』
もしかすると、ブラックジャックのようにも見えるかもしれない、
とは思わなかったが、それらしくなるかも。
という好奇心に勝てず、ここ数ヶ月マニキュアをやっていない。
ところが、いざ落ちるのを待ってみると、これが意外としぶとい。
徐々には薄くなっているようだが、茶色がかかった金髪様である。
いざ、色が抜け落ちた後は、はたして、ブラックジャックになるのか、
ロマンスグレー(!!!)になるのか、ただ爺臭くなるのか、
期待と不安の日々がもう少し続く。
そして、一番の不安は、気づいたスタッフたちの反応だ。
はてさて、うちのお嬢様方は何と言いますことやら。
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