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昨日は結婚記念日だった・・・・多分・・・・・だと思う・・・・
カルテの日付印を見て
「・・・・何か気になる・・もしかすると・・・」
ただ、正直言って30日なのか31日なのか記憶が定かでない。
当時大学で働いていたし、同僚の医者達を結婚式に招待するとなれば
結婚式は土曜日か日曜日だったはずだ。
十数年前の5月30日が土曜日かどうかを調べれば判る。
しかし、結婚式がいつだったか判らない人間に
何年前に結婚したかがすぐに判ろうはずもない。
開業して12年、その前に東京の病院に送り込まれて5年くらいか。
とりあえず、17年前の5月30日を調べたところ
「ビンゴ!!」
土曜日であった。
この日に結婚したことにおおむね違いない・・・・だろう。
幸いなことに仕事も早く終わったので、
お隣にあるデパート行き、スウィーツを購入。
とりあえず体裁だけは整えることができた。
さて、うちに帰り、台所にいた相方に
「・・はい」と何も言わずに渡すと、
「・・うん、ありがと・・」と割と素っ気ない返事。
もしかするとこいつ、と思い一言追加してみた。
「・・・・・結婚記念日・・・」
案の定それを聞いた相方は、箱を持った腕を伸ばしたままフリーズ。
しばしの沈黙の後、
「今日って、何日だっけ」
「5月30日」
「・・・・・・・そうかもしれない・・
ところで何回目?」
「17年目に入ったところだから、16回目になるのかな」
「・・もうそんなになるんだ・・」
と感慨深げにしていたのだが、いきなり
「・・・・・スウィートテンダイヤ!!」
「・・・なにをいまさら、通り過ぎたものは時効。
次の機会におねだりしなさい。
どうせ買ってもしないくせに」
「・・次って何かな?」
「細かくいろいろあるみたいだけど、メジャーなところだと銀婚式かな」
「先が長いな・・・・・」
世間では、事細かに何かしらの記念日を覚えていて、
それを逐一確認する女性がいるらしい。
それに比べ、なんて平和な家庭なんだろう。
さて、9年後、銀婚式の時は教えないでおいて、
次、金婚式まで粘ってみるか。
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