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久しぶりに台風が接近中である。
関東地方は今夜から明日にかけてに最接近するらしい。
午前中だけ雨が降り午後から晴れると、午後が異常に混むので
午前中だけではなく一日中降ってほしいものだ。
もっとも、そうすると日曜日が悲惨なことになるのだが。
この界隈は明日か明後日に運動会の予定のところが多いらしい。
明日運動会の予定の子は、すでに多少諦め気味だが、
明後日予定の子は、天気図の解説をすると真剣に聞き入っていた。
素人気象予報士の予想としては、明後日は秋晴れになりそうなのだが、
是非とも当たってほしいものである。
いや、なに、明後日運動会があると、多少暇になるかなと思って・・・・
台風の想い出は少なからずあるが、どうしても忘れられないものが一つある。
大学に所属していた頃、教授と一緒に阿蘇の麓にある、とある病院に行ったことがある。
その病院は大学から、高速を使って1時間半ほどの距離にあった。
大学から人を派遣してほしいとのことで、教授と生け贄の私とで挨拶(視察)にいったのだった。
その日は夕方に台風が接近する予定で、その前に引き上げるつもりだった。
しかし、予想以上に速度が速くなり、まだ病院にいる間に暴風域に入ってしまった。
こうなると、もう高速どころか一般道でも危ない。
とりあえず台風が通過するのを待つこととなった。
たいした話題もないのに、相手方の病院長と教授と3人で時間を潰し、
ようやく動きが取れるようになったのが、ほとんど夜。
病院の車で送ってもらうことになったのだが、高速道路は未だ閉鎖中、一般道で帰るしかない。
高速道をノンストップで巡航して1時間半の距離である。
台風通過直後の一般道(含む山道)で帰るとなると、その所要時間は予想すらつかない。
その時間を教授の隣で過ごさねばならない。
おまけに、乏しい話題は台風通過の待ち時間の間に、すでに使い果たしている。
台風の中を歩いて帰る方がまだましかも、と思える長い時間だった。
そんな思いをして、やっとたどり着いた地元は市内一帯の停電で、
シャワーすら浴びることも出来ず、教授の残り香とともに一夜を過ごすこととなったのだった。
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