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外科医だと誰もが1度は思ったことがあると思うが、
「手がもう1本ほしい」という時がある。
「ここを上に軽く引っ張って、その下を反対側に引っ張って、
よし、よしよく見える、でもってここを切って・・・・・・
って、手が1本足りないじゃん!!」
大学業院や、大きな病院で働いていると、手術をする際には助手と称する若い先生がいて、
1本どころか、2本も3本も手が伸びてきて、かえってじゃまくさいこともある。
しかし、独りでやっているとそういう夢のようなことは起こらない。
自分の手の機能を最大限に生かすべく、片手に数個の器具を持って手術をすることになる。
ちなみに、私の記録では両手に同時に5個の器具を持って手術したことがある。
・・・自慢にゃならんが。
あとはスタッフに器具を持たせて、「その位置から寸分も動かすな」と、
我々が若かりし時代に、やらされてきたことを命ずるという方法もある。
ただ、実際には決められた位置から寸分も動かないと、
手術のやっていく部位は徐々に変わっていくので
術者の思惑とは変わってき、術者(例:我が教授) によっては
「勝手に動かすんじゃない!!!」と罵声を浴びることになる。
そのため、手術の進行に合わせて微妙に動かしていくのがよい助手になるのだが、
自分が術者を経験しないことには、相手が何を見て何を考えているのか判らないので
それをいきなり看護師などスタッフに任せるのも酷だろう。
もちろん、うちのスタッフ達も出来ない娘達ではない。
とくに、アイコンタクトだけで動けるスタッフなどは
2〜3回教えれば、動きの悪い医者よりいい助手が務まると思う。
が、出来る人間ほど他の仕事で忙しい・・・・・・
さて、手を1本増やすとすればど、こに生やすのがベストだろうか?
背中だと正面にあるものを扱うには、距離がありすぎる。
頭を越えていかねばならないので、相当な長さが必要となり、
それはそれでじゃまくさそうだ。
とすれば、胸元か。
これは使い勝手が良さそうだが、右手と左手のどちらがいいだろうか?
いやいや、バランスを考えて2本増やしてしまおう。
そういえば、「ドラゴンボール」で天津飯が腕を増やす場面があったが、
あれが理想形ではないだろうか?
いやしかし、同じ方向から手が4本あっても、向こう正面からの処置に困る。
そうだ、腕だけなどとけちくさいこといわず、もう一人ワンセット自分が増えればいいんだ。
・・・・・嫌だ!
同じ顔が正面に立っているのも嫌だが、
たぶん同じ性格の自分をもう一方の自分は好きになれないだろう。
絶対に息のあった手術は出来そうにない。
もう一人自分が増えるのなら、一緒に手術なんぞするんではなく、
交代勤務にして、一人ずつ完全オフにした方がもめ事は少なそうだ。
結局手は足りないままか・・・・・・
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コメント
コメント一覧
なぁに言ってんだかぁ~~w
ブツブツ言わないで、頑張ってください。
そだ、「頑張る」=「顔晴る」ですよ^^
いつもコニコお顔のセンセでいてくださいませね。(*^m^*)
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