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その1.
朝、車の中でラジオを聞いていると、次のようなコマーシャルをやっていた。
「・・・息子に食事を出すと、まず徹底的に調査をし、目の敵にしているにんじんを捜し出す。
カレーにしてもダメで、細かく刻んでもダメ。
そこで、にんじんをペースト状にし、牛乳や何かと煮て、
最後にクミンを入れて出したところ、見事に平らげ、おかわりまでした」
おおざっぱに言うと、こんな内容の香辛料のコマーシャルだった。
これを何となく聞いていたのだが、
「ん?」
次のような台詞に、無意識の頭の中で警報が鳴った。
「・・・・クミンを入れてみた。カレー粉ではないがカレーのような香り・・・」
当たり前である。
カレーの、いわゆるカレーの香りはクミンの香りなんだから。
世間ではカレー粉というスパイスが、
元から存在していると思っている人がいるようだが、
そんなモノはなく、香りはクミン、色はターメリック、辛さはチリや唐辛子など、
それぞれ特徴を持ったスパイスを混ぜて、初めて出来るものである。
クミンに対してカレー粉の様な香りというのは
クミンに対して失礼極まりない言葉である。
そう独りで突っ込みを入れていると、根本的な論理の破綻に気づいた。
クミンの香りでにんじんが食べられたのであったなら、
カレーに入れたにんじんも大丈夫であったはずである。
それがカレーの時には見つけられてしまったということは
香りで発見が困難になったのではなく、
単に、ペーストにしたために見つからなかった、と考えるべきではないだろうか?
つまり香辛料が偉いのではなく、そのお母さんの一手間が重要であったということで
香辛料のコマーシャルとしては少々不適切であろう。
その2.
最近エコブームとかで、エコを使ったコマーシャルを散見する。
その中で「エコ替え」と称するものがある。
「電気の消費量の多い白熱球から、消費量の少ない蛍光灯に換えよう」
まあ、消費電力は確かに少ないし、耐久性もはるかに高い。
今後白熱球は特殊な用途以外では、切り替わっていくべきだろう。
が、
「・・・まだ乗れるけど、燃費のよい車に換えました」
『へ?』
確かに、燃費の悪い車に乗っているよりも燃費のいい車に乗っている方が
エコであるのは間違いないだろう。
それだけをいえば。
だが、まだ乗れる車をわざわざ乗り換えるということから考えるとどうなんだろう?
新しい車に乗るからには、その新しい車を作らなくてはならない。
その時にCo2は排出しないのであろうか?
乗り換えた車はどうなるのであろうか?
スクラップにする?
あるいは中古車として販売する?
前者であれば、スクラップにするときにCo2が出るであろうし、
後者であれば、元の車はCo2を出し続けることには変わりないので
単にCo2の排出量が少ない車が1台、余分に増えただけではないだろうか?
もっと細かいことをいえば、車を輸送するときのCo2だって気になる。
会社が、自社製品の販促のためにコマーシャルを打つのは解る。
しかし、いかにも「世のため、人のためにです」という振りをして
余分なものを売りつけようとするのは、あまりに節操が無く、見苦しい。
コマーシャルというのは、もとより企業の宣伝活動であって、
正しいことをいっているわけではない。
自分に有利なことを一方的にいって、消費者を丸め込んで、
自社商品を買わせようとする手段でしかない。
そう思って観ていると、ヘタなドラマより奥が深いかもしれない。
とはいえ、たまにはまともなことをいっているコマーシャルもある。
「お肌は紫外線の記憶を忘れません」
けだし名言である。
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コメント
コメント一覧
やっぱりあきらくんは天邪鬼やん・・
そんなん考えると世の中は矛盾だらけさw
あんまり深く考えすぎちゃうとはげちゃうよ(笑)
。。。てか、、ハゲの家系じゃないかw・・・
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