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1月が終わる。
本当に、月日が過ぎゆくのが早く感じられる今日この頃である。
時間が過ぎるのを早く感じるのはこの忙しさのせいなのか、
去年の1月とデーターを比べてみた。
さぞや、増患、増収しているのだろうという期待感があったのだが、
意外にも、昨年とまったく同じと言っていいほどの数字であった。
すると、この忙しさはいったい何なのだろうか?
老化による疲労の回復の遅れ?
長年の疲労の蓄積?
過去の記憶より現在の方を、よりリアルに感じるため?
はて、如何なる理由なのだろうか?
沈思黙考。
・・・・・・・当たり前の話であった。
去年の1月は、月、木、金、土曜に非常勤の先生が来ていて、2診体制であった。
今年はというと、フルに2診なのは金曜日だけで、
木曜日がかろうじて午前中のみ(それも先週まで)、
その他の曜日は独りで診ているのだから・・・・・・
診療にあたる医者の数が減り、勝つ来院患者数が同じであれば
残った医者(=私)が忙しくなるのは当たり前のことである。
今巷で話題になっている 、公立病院からの医者の退職問題と同じ構造である。(?)
残されたものは、人員の補充のないまま今までの量の仕事をこなす事を余儀なくされ
それまで以上に忙しくなり、疲れ果てて、結局全体が崩壊の危機に直面する。
流石にうちの場合、崩壊の危機こそは迎えていないものの、
午前中の診療が長引くために、お昼休みに手術を入れることができなくなり、
さらに2新体制でなければ 、通常の診療時間帯での手術もできないので
手術や長時間を要するレーザー治療の予約待ちは1ヶ月を超えている。
由々しき事態だ。
もちろん手をこまねいているわけではない。
医療人材紹介の会社にも登録し、現に先日も面談を行った。
が、紹介される医師の大半が、産後に現場復帰したいという女医さんで、
現実問題として決して容易な話ではない。
まず、子供さえ預かってもらえればと考えるのだが、
保育園もベビーシッターもそう簡単に見つからないし、
見つかっても、時間制限がありフルには働けない。
おまけに子供が熱を出すと預けることすらできなくなる。
小学校に入り、少しは時間にゆとりが出るかと思いきや、
学校の行事だなんだで、時間を取られることも少なくない。
来てもらう方としても、前もって予定が判っていれば対応ができるが、
いきなり「子供が熱を出したので今日は休みます」 といわれても困るし、
仮に予定が判っていても、それが毎月のこととなれば
もう少し何とかならないものかという話になる。
職場環境によっては、本人が悪いわけでなくても無責任ととらえられ、
相当のプレッシャーがかかることも少なくないと思う。
で、結局、働くことのできる人間の数は非常に限られてくることになる。
これは医療など、専門職に限ったことではなだろう。
産休や育休など、出産前後を支えるソフト面は整ってきているが、
(これとて、民間に無理を押しつけている部分が非常に大きいのだが)
育児と労働という両面を支えるハードが乏しい現実では
少子化も、(女医さんリタイアによる)医者不足も仕方がないのではないかと思う。
一部の国にのみ尻尾を振るような、国際貢献とやらばかりに重きを置くのではなく
国を支える一番の基盤に力を入れるべきではなかろうか。
ネ!お上のお偉い人!
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