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何度か書いているが、クリニックの近所に大きな本屋が2軒ある。
1軒は新しくできたビルにある本屋で、単行本や実用書の種類が多い。
もう1軒は以前からある本屋で、徐々にフロアスペースを縮小しながらも
文庫本の数や種類が多く、その他の本も割とマニアックなジャンルを取りそろえてある。
個人的には後者の本屋の方が好みで、思いがけない作品や作者に出会うのも
こちらの本屋の方が多かった。
先日その本屋に行き、エレベーターに乗っていると1枚の張り紙が目に入った。
「9年間ご愛顧いただきありがとうございました。1月27日をもって閉店・・・・」
思い起こせば、この本屋ができる前にもう少し小規模な、それでもそこそこの本屋が1軒あった。
それがこの大型書店ができてまもなく倒産。
今度は、駅前のより便利なところに大型書店ができると、やや離れた本屋が閉店。
置いてある本の傾向が異なるので客層も異なり、共存するのではないかと思っていたが、
いかに競争の激しい世界とはいえ、こうも見事に移り変わるとは・・・・・
そういうことで少なからずショックを受けていたところに1通のはがきが届いた。
今度は情報登録してある安売り酒屋の閉店の案内だった。
この酒屋、クリニックと自宅の間にあるので帰りに寄ることもでき、非常に便利だったのだが・・・・・
田舎に住んでいるのに比べると様々な店やものが溢れており、
便利な生活を送っているのだと思う。
本屋や酒屋が閉店しても、隣町まで行かないといけなくなるわけでもなく
贅沢この上ない愚痴だと言うことも解っている。
が、少なからぬ愛着を持って利用していていたものがなくなるということが
言いしれぬ侘びしさをもたらすのも確かだ。
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