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2007.12.09 18:29 |  診療  |  生活 / くらし  |  紅のパグ  | 推薦数 : 0

流行り

石油が高いせいで湯たんぽが流行っているそうだ。

以前のような、ブリキの洗濯板を亀の甲羅のようにしたものではなく

素材は陶器からプラスティックなどで、形も羊やハートをかたどったものまであるそうだ。

 

このニュースを朝の情報番組で聞いたとき、嫌な予感がした。

「きっと、絶対に、低温熱傷が増えるぞ!」

案の定、昨日1日で低温熱傷の新患が3人来院。

予想が当たったが、嬉しくない。

 

低温熱傷は普通のヤケドよりダメージが深く、

治療期間も長くなり、また傷跡も残しやすい。

ところが最初は、一見したところそう深く見えないのでなめてかかるのだが

時間が経つにつれ徐々に深くなり、1週間くらいすると脂肪まで達することも珍しくない。

患者の方としては、最初割と浅そうに見えた傷が深くなっていくものだから 

治療法が間違っていたのではないかと、疑惑を抱き始める

 

そのため、低温熱傷の患者さんが来ると、

どんなに浅く見えても1週間過ぎるまでは安心できないこと、

場合によっては治るまで数ヶ月かかり、傷跡が残る可能性が高いことを説明する。

ところが今度は、浅そうに見えるヤケドにこんな説明をすると

それ自体で不信感をもたれることもある。 

どちらに転んでも、決して良い印象は持たれない。

 

テレビで流行りものを紹介するのは勝手だが、

低温熱傷の危険性も一緒に警告してほしいものだ。 

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