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石油が高いせいで湯たんぽが流行っているそうだ。
以前のような、ブリキの洗濯板を亀の甲羅のようにしたものではなく
素材は陶器からプラスティックなどで、形も羊やハートをかたどったものまであるそうだ。
このニュースを朝の情報番組で聞いたとき、嫌な予感がした。
「きっと、絶対に、低温熱傷が増えるぞ!」
案の定、昨日1日で低温熱傷の新患が3人来院。
予想が当たったが、嬉しくない。
低温熱傷は普通のヤケドよりダメージが深く、
治療期間も長くなり、また傷跡も残しやすい。
ところが最初は、一見したところそう深く見えないのでなめてかかるのだが
時間が経つにつれ徐々に深くなり、1週間くらいすると脂肪まで達することも珍しくない。
患者の方としては、最初割と浅そうに見えた傷が深くなっていくものだから
治療法が間違っていたのではないかと、疑惑を抱き始める。
そのため、低温熱傷の患者さんが来ると、
どんなに浅く見えても1週間過ぎるまでは安心できないこと、
場合によっては治るまで数ヶ月かかり、傷跡が残る可能性が高いことを説明する。
ところが今度は、浅そうに見えるヤケドにこんな説明をすると
それ自体で不信感をもたれることもある。
どちらに転んでも、決して良い印象は持たれない。
テレビで流行りものを紹介するのは勝手だが、
低温熱傷の危険性も一緒に警告してほしいものだ。
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