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5時半を過ぎてラッシュにかかる時間帯になると外傷が飛び込んでくる。
忘れていたが、本職は形成外科医なので外傷は嫌いではないが
診ても診ても厚みが減らないカルテの山と格闘しているときに
外傷が飛び込んでくるとどのタイミングで処置を入れるか悩んでしまう。
そんな中、右手をざっくり切ってきたおじさんがきた、
『そば打ち』のカルチャースクールで包丁を片付けようとして切ったとのこと。
ほほ〜〜〜、『そば打ち』とな。
私も東急ハンズに行くと、つい『そば打ちセット』を眺めてしまう。
相方がそれに気づくと「・・・そんなもの買わないでね!」
といって、その場を離脱させられるのだが 。
他のカルチャースクールは女性が8割以上なのだが
『そば打ちスクール』に関しては大半が男性なのだとか。
中には、退職後に店を開く前提で通っている人もいるとか。
趣味の世界などではなく、なかなか本格的な話だ。
・・・引退してそば屋か・・・・・
何か惹かれるものがあるな・・・・・
しかしみんな、なぜ『そば打ち』なんだろう?
確かに脱サラしてラーメン屋という話も聞かないでもないが
なぜか『そば打ち』の方がよく耳にするし
現に『そば打ちセット』は売っていても『ラーメンセット』は目にしない。
『そば打ち』のどこに男(オヤジ)は惹かれるのであろうか?
等ということを考えていたら、以前他の患者さんと交わした話を思い出した。
その方の旦那が、突如としてそば打ちに興味を持って
『そば打ちセット』 (まな板、のし棒、包丁、麺コネの鉢)を
買いたいと言い出したそうな。
「・・そんなものを買うゆとりはないから、
どうしても買うのなら自分の小遣いで買ってちょうだい」
といったら、
その旦那は偉いことにちゃんと自分で買ったそうだ。
「・・で、打ったそばはどうだったの?」
「・・・・1回も使わないで、コネ鉢は大きなサラダボールになったわ」
男って、単に馬鹿なのかもしれない。
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