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1月26日よりの薬剤の適応病名などの変更の中に、ベーチェットの難治性眼病変に対するインフリキシマブの適応追加がありました。

現場の実感としましても、抗TNF治療は効きそうです。 

これも上記のように適応症に制限があります。

また、ベーチェット病そのものが白人種には少なく、シルクロード沿いに多いという特性から、インフリキシマブが保険適応になるのは日本が最初です。

 

抗TNF製剤は免疫抑制剤と違い、暴走する免疫経路をブロックするための薬です。

しかし、これは生物学的製剤の範疇に入ることから、薬に対するアレルギー症状の危険性などがあり、使用できる施設は限られています。

また、結核菌などの細胞内寄生菌に対する免疫経路にはTNFが深く関与しているため、結核の重症化の危険などが言われており、結核の既往がある方には投与できません。

 

そして関節リウマチに対するインフリキシマブ使用の時に問題となったのが間質性肺炎。白人種よりもアジア人種で有意に起こりやすいと言われております。

(自分も急激に来たものを診たことがあります) 

ただし間質性肺炎に関しては、日本では関節リウマチでは免疫抑制剤であるメソトレキセート(MTX)との併用が必須で、MTXによる間質性肺炎を増悪する作用が強いのではないかと言われております。

同じくインフリキシマブを使用するクローン病ではMTXを併用せず、間質性肺炎の報告はさほど多くないようです。

ベーチェット病ではMTXは保険適応ではなく、やはりインフリキシマブ単独投与になりますので、関節リウマチほどは間質性肺炎の危険率は高くないと思われます。

(NSAIDsでコントロールしにくい関節炎の方にMTXが効くことも経験的にあったりしますけれど)

 

ちなみにインフリキシマブは眼発作の反復を予防する(そうして失明を防ぎ、視力を保持する)という使用方法になります。

眼科医と膠原病内科医の連携で使用するお薬です。

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