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一応JCRへの抄録提出は間に合わせてみた本日。
カンファの席で2週間前のACRでどのような内容が注目されていたのかの報告がありました。
とにかく注目度が高かったのが生物学的製剤。
抗TNF治療など、です。
いまやアメリカでは関節リウマチへの標準治療となり、長期使用の生存期間延長効果や動脈硬化予防効果などが報告され始めているそうです。
日本では関節リウマチへの抗TNF製剤2剤しか保険適応されていませんが、アメリカではすでに抗CD20抗体を使った自己反応性B細胞除去療法が関節リウマチへの保険適応となっているようです。日本ではまだまだ高度先進医療施設で難治性のSLEに使用する試みがなされてるだけのお薬です(当然自費)。(もともとはCD20陽性のB細胞リンパ腫の治療薬)
これら生物学的製剤の問題点は、易感染性、高額、製剤へのアレルギー反応などなど。
特に抗TNF製剤は結核菌などの細胞内寄生菌への防御が弱くなるので、結核の危険が言われてますが、実はあまり頻度は上げないという報告も出ている模様。
とはいえ、まだ日本では垣根が高い治療と申せましょう。これでも効かない方も多いですし。
そして全身性硬化症に対する血液幹細胞移植のセッションは200人の会場で立ち見が出るほどの大盛況。
難治性で進行性の致命的な間質性肺炎を伴う全身性硬化症には、大量抗癌剤投与を伴った血液幹細胞移植(ほとんどは自己末梢血幹細胞移植)が有効とされています。
が。日本では九州と北海道でさかんに行われてますが、関東あたりではあまり行われていないそうです。
まあこれもどれだけ生命予後をよくするかという症例の蓄積が必要なものではあります。移植後も結局再発して亡くなる方も・・・(アメリカでは兄弟間の末梢血幹細胞移植などを再度行ったりしている施設があるそうです)。
はてさて、4月のJCRはどうなることやら。
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