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今シーズンのインフルエンザ予防接種が始まってます。
バイト先でも次々に問診表がやってきて「診察とサインお願いしまーす」と言われております。
インフルエンザの予防接種はおよそ流行の1ヶ月前に行うのがベスト。そして毎年ワクチンの中身も流行を予測して変えられてますので毎年接種するのがベスト。
というのは最近一般の方にも浸透しつつある常識かと思われます。
医療従事者の予防接種の必要性も、結核予防のBCGの必要性とともに言われております。
(私のように副反応が激しすぎて接種できない人間も多々おりますが・・・/遠い目)
予防接種でよく言われることに、免疫抑制剤やステロイドを投与している患者さんには接種しない、ということがあります。
もちろんBCG・風疹ワクチン・経口ポリオ生ワクチンなどの生ワクチンはそのような方に接種すると、かえってワクチンによる感染症が発症するので行うことができません。
しかしインフルエンザワクチンのような精製不活化ワクチンの場合、そのような懸念はありません。
Safety and efficacy of influenza vaccination insystemic lupus erythematosus patients with quiescent disease.(Ann Rheum Dis. 2006 Jul; 65(7):913-8.)
上記のような論文も出ておりまして。
要約すれば、「病状が安定しているSLEの患者さんにインフルエンザワクチンを接種しても病状は悪化しなかった」という内容です。「ただし、免疫抑制をしているので効果は健常人より薄い(でも効果はある)」とのことです。
免疫抑制状態にある患者さんは、感染症にかかりやすく、重症化しやすいです。
ですがワクチンで免疫を賦活化することで病状が悪化するのではないか、そもそもワクチン自体に効果がないのではないか、という懸念もあるのです。
上記の論文が出てくれたおかげで、「効かないかもしれないけど副作用も健常人と同程度だし、効く可能性もあるからしないよりはしたほうが断然いいです」と、ワクチン接種をお勧めすることができます。
ちなみに骨髄移植後の患者さんでもワクチン接種した方がいいという論文もあるようです。
The benefit of influenza vaccination after bone marrow transplantation.(Bone MarrowTransplant. 2005 Nov; 36(10):897-900.)
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コメント
コメント一覧
大昔、刑法の先生のお話で、予防接種の『悪魔のくじ引き』について伺ったことが。法律のパズルはすっかり忘れてしまいましたが、数万人のひとりの割合で死んだり半身不随になったりする運の悪い人がいる・・・という話だけは覚えておりまして、いまだにタダで予防接種が受けられるのにもかかわらず、一度も受けておりませぬ。特に問題もなかったし。
今年も大丈夫かな~~~?
お久しぶりでございます。書き込みありがとうございます。
予防接種の類は感染・重症化のリスクの高い方や、リスクの高い方と密に接する方が受けることが望ましいものです。健康な若い成人であればさほど必要性は高くありません。
周囲で流行しなければいいですね。
>ゆうじさま
初めまして。コメントありがとうございます。
インフルエンザ予防に関しては、流行の時期にはマスクをつけて生活する、うがいを心がける、体力を消耗しない、通院以外ではなるべく人が多いところを避ける(通勤ラッシュはもってのほか)、を守ることでかなりの効果が期待できると思われます。感染を避けられなかったときの重症化を予防するという意味では予防接種が効果があるのですけれども、リスクは確かに健常の方と同等には存在します。
歯科治療は主治医とよく話し合われてくださいとしか申し上げられません(^^;)。
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