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< 気候と病気 | メイン | ACR2006 >

カルテの共有

ドクター・ミー / 2006.07.28 20:40 / 推薦数 : 2

電子カルテシステムは様々な問題点も指摘されていますが、PCを使い慣れている若い者には利点も多々あります。

大学病院のようなところでほぞをかむ思いをしてきた身にとっては、カルテの共有が簡単にできるのは大変にうれしいことです。 

たとえば大きな病院では、外来カルテや入院カルテが各科での保存であったりして、他科と一人の患者さんの情報を共有するのは他科受診の手紙だけ、という馬鹿げたことがまかり通っているところもあります。

もちろん外来カルテだけでも共有(一冊のカルテに全科が書き込む)、というところもありますが、電子カルテでない病院の場合、物理的な都合でカルテが一定の厚さ以上にならないように古いページから抜かれてしまったりします(しかもまだ1年も経ってない時期のページすらないことも)。

それでもオーダリングシステムは導入されていたりすると、投薬情報や検査結果などは簡単に共有できたりもします。

 

ところが。

やはり外来業務は雑多です。

このところ訴訟になっている案件で、「悪性腫瘍の検査結果が出ていたにもかかわらず患者さんに伝えられなかった」というものがいくつもあります。

外来が多忙ゆえに、たとえばせっかくカルテを共有していても自科のページしか読まず、他科で出た検査結果を患者さんが聞いていないことに気づいていない、ということが起こっているのです。

もちろん自分でオーダーしたものを伝えそびれるのは言語道断ですが、他科でのオーダーを全く気にしないってのもどうかと思うのですが(検査が重複しないかとか、投薬が重複しないかとか調べるときについでに見ればよいものを)。

 

ここで一つ問題点。

繰り返しますが外来業務は雑多です。

・・・ベテランの先生のカルテは文字が踊りまくってて読めないことも多々あります(--;)。

そういう意味で電子カルテだと字が汚い人でも訴えられないカルテを書けるんじゃないかなーと思います。

 

ともあれ・・・予約をすっぽかして連絡も取れない患者さんに「検査結果を伝えますので出てきてください」という内容証明郵便まで送らなければ医者が訴えられる社会まではたどり着いてないと信じたいよ、O氏(研究室の同期)。

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