ドクター・ミー
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2012/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

新着コメント

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< オーダリング導入その後 | メイン | 緊急連絡先・・・教えててください >

消えるRNA

ドクター・ミー / 2006.05.18 22:20 / 推薦数 : 2

本日半年以上ぶりに細胞からRNAの調整をしました。

ええ、古典的にISOGENで細胞を溶かして、クロロホルムで分離して、イソプロパノールで沈殿させて、エタノールでまた沈殿させて。

さて、細胞から取り出されたRNAは、RNaseという酵素の作用ですぐに分解されてしまいます。

RNaseは汗からも唾液や鼻汁からも出ています。

なのでRNA実験は実験台の上をRNaseを分解する成分入りのアルコールで拭いた後、手袋をして、沈黙のうちに、くしゃみも咳も絶対にしないようにしてやらねばなりません(いや、マスクすればいいんでしょうが)。

で。久しぶりのRNA実験。私はいつものように注意事項を守り、静かに静かに実験を進めておりました。

イソプロパノール沈殿の段階でRNA peletもはっきり見えるほど回収できておりました。

ここまではよかったのです。

 

エタノール沈殿までやりました。遠心分離機が止まりました。

取り出しました。

peletは少し小さくなっておりましたがまだ見えました。

で、peletが落ちないように注意して逆さにして、エタノールを捨てて・・・。この段階ではまだpeletはへばりついておりました。

 

さて、乾燥させたところでRNase free waterで溶解し・・・ようとしたところ。 

 

あれ?なくなってる?

 

・・・呆然。

いや、見えなくても残ってるかもしれない。

自分に言い聞かせて濃度を吸光光度計でチェック・・・。

 

吸光度がマイナス・・・orz(お前は光を発してるのかよ、とツッコみたい)

 

いちおう、ねんのため、RT-PCRをかけてcDNAにしておきましたけど・・・たぶんないんだろうなあ(遠い目)。

GAPDHのPCRで明後日確認してみます(涙)。

 

みんなに「エタノールと一緒にpelet捨てたっちゃろう」とか、「実験しながらしゃべりすぎたっちゃろう」とか散々バカにされました。

でもね。peletを乾燥させてるすぐそばで声高に喋り続けてたのはボスですよ。私はずっと沈黙してましたよ。鼻炎も今日は出てませんよ。くしゃみもしてませんよ。

てか見えるほど大きなpeletがそんな短時間で分解されるんですか!?

・・・やっぱ落としたのかなあ(涙)。

 

※5月24日追記

めでたいことに6種類の細胞でやったうち、3個はちゃんとcDNAが回収できており、本日リアルタイムPCRで目的遺伝子の量を測定することに成功しました。よかった。 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/drmie/20060518/_RNA/trackback

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。