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2006.12.20 00:00 |  開業 / 病院経営  |  Yasunya  | 推薦数 : 0

仕事の3要素の効能・効果(2)

仕事3要素=成果 + 学習 + 歓び
                     を意識する利点として
①仕事の目標・目的がより明確になる。
②モチベーションがあがる
③主体性・自動性をもたらすことができる

                     を例としてあげ、今回は

③主体性・自動性をもたらすことができる
                     についての説明です

主体性・自動性とはどういうことでしょうか。

ティモシー・ガルウェイは著書『インナーワーク』の中でMobility(自動性・自動力)という言葉を次のように説明しています。
"奥底からの衝動に従って、何の束縛も受けずに自由に動こうとする人間本来の強い欲求"
"人は群れと生きるが、群れと同じに生きる必要がない"

私の場合Mobility(自動性・自動力)という聞きなれい言葉では分かりにくかったので、
本質は"主体性"とほぼ同義と理解しました。

"主体性"をもつこと・“主体的”であることとは
「目的を明確に意識し、行動・価値観・ゴール、自分の人生に対して完全かつ明確に責任を取ること」
と定義してみて話をすすめます

反対の意味をもつものは、 "順応的・反応的・被害的" です。
例えば、

「周りがやっているから・・・」
「院長の小言が多いので、仕事のやる気が失せてしまう」
「私が不機嫌なのは、気のきかないスタッフのせいだ」

などは、順応的・反応的・被害的な人です。

"主体的"な人は、環境が自分の選択の結果であることに責任を持っており、他人のせいにしたり、批判したりすることに無駄なエネルギーを使わないように、自分ができること・自分がコントロールできることに集中します

 

 反応的 ; 刺激 → 反応
 主体的 ; 刺激 → 感情を受け止める → 価値観に基づいた選択の自由 → 行動


つまり、主体的な人は刺激に対して、“自分が感じたことを認識しつつ行動を選択できる人”です。

例えば、頭にカチン!とくることがあったとき
「自分は今、不愉快な気分になっている」 
ことを認めた上で
「自分の仕事を認めてもらうために何ができるか?」
「スタッフに効率よく働いてもらうためにできることは何か?」
など、自分ができること(またはしないこと)を 選択し行動します。

主体的な変化を起こしていくためには、まず最初の「感情を受け止める」作業が大事なポイントです。

自分の感情を「怒ってしまった」とか「イライラしてはいけない」と捉えるのではなく、
「~している」「~していない」 という主体的な表現にします

(これは自己受容をしていくプロセスであり喫煙・アルコールなど悪い習慣を変えていくときなどにも有効です
 また、このプロセスを飛ばして問題解決・未来だけに焦点を当てた強引なポジティブ思考には注意が必要です)

感情をあるがままに受け止め、自分がコントロールできる行動に集中することで主体性が発揮されていきます。


仕事の要素を“成果・学習・よろこび”に分けて考えると、自分がすること・できることを選択しそこに集中できるようになるため主体的な行動をおこしやすくなっていきます。
主体性は、変化を察知し反応することを強化します。

各メンバーが主体的になり、変化に強くなった組織の風通しのよさ・成長力はいうまでもありません。

仕事の意義を伝え、メンバーのモチベーションをあげ、主体性を引き出す、これこそがリーダーの役割とといえるのではないでしょうか。

 

=本の紹介=

主体性については、人間性心理学(カール・ロジャーズ、アブラハム・マズローなど)で詳しく扱われています。

ロジャーズ選集―カウンセラーなら一度は読んでおきたい厳選33論文〈上〉ロジャーズ選集―カウンセラーなら一度は読んでおきたい厳選33論文〈上〉
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