| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 |
地域の胃がん検診の2次読影に行ってきた。前もって警告はされていたのだが、凄い(ひどい)写真が多い。撮影者もお年寄りなら、被検者も動きの悪いお年寄り。良い写真は撮れようがないし、機械も古い。
一緒に読影していた先生が学会で聞きこんできたところによると「バリウムで癌を1症例発見するのに2000万、内視鏡では200万円かかる」のだそうな。でも、検診会社やレントゲン技師の雇用を考えると、政府はバリウム検診を押さざるを得ないのだそうな。
さもありなん。
61歳以上の人を対象とした自己負担無料の検診を読んでいるのだが、被検者の住所を見ると「○○荘×号室」というのが非常に多い。地域の小さなクリニックで無料検診を受ける層を見たような気がする。ちなみに地域検診は病院ではやらない。病院ドックの内視鏡に何万円か払える層、診療で自己負担3割でちゃっかり検診を受ける層とは明らかに違う被検者だった。
内科の認定医だか専門医だかの更新の問題の画像診断の部分を聞かれた。問題集が送られてきて、それを解いて回答を送るらしい。
思わず「うっ」と詰まる問題もあり、あとで本で確認したりする羽目に。CTやMRIを多用しているところをみると、「内科」というのは家庭医を目指すものでは無さそうだが、あんなもの診断させて役に立つのだろうか。うちの病院のような中規模病院の一般内科の役目って究極患者の振り分けのような気がするのだが(適切に振り分けるのに画像診断まで出来る必要は無いような気が…)。
ともあれ、偉い人たちがそういうことは考えているのでしょう。ちなみにその問題を解いていたのは循環器のベテランの先生で、あまり内科専門医の知識が役に立つとも思えないのだが。
本日胃透視の本を160ページまで読む。
本日は研修医採用面接。9時から12時まで、面接していると、最後のほうは何が何だか分からなくなってくる。マッチングだし、どうやらうちは滑り止め的な位置にあるらしく競争率はやたら高いが決定権は学生の側にあるのが例年。
履歴書の書き方などの指導は国公立大学のほうが熱心な印象。市販の履歴書に一枚加えたり、大学独自の履歴書を作っているところも。
一緒に面接していた事務長が「苦学生はいませんね」と言うが、金銭的に苦しくて成績が良い子というのは6年も大学に行かないでさっさと社会人になるのだろう。
というわけで、胃透視の本は100ページほどまでしか進まない。後期研修医に脾臓の腫瘍について聞かれたので「基本、わからないもの」と言ってAFIPの分厚い論文(RadioGraphics)を渡してうんざりされる。
医薬品クライシス 佐藤健太郎 新潮新書
医薬品の開発過程は何となく知っていましたが、会社の合併はなぜ多くなったのか、とか、最近はアマゾンに行って微生物を探して薬を作るのは全く流行遅れ、というのは知りませんでしたねー。
薬は高いのか、安いのか。自動車メーカーも真っ青の売り上げを誇っていても、20年後には特許切れ。新薬開発のハードルは高くなるばかり。研究者には報いてあげたいけれど、途上国の人が薬が買えなくても良いのか???
業界人必読。

知り合いの知り合いが「厚労省の研究班でAiについて研究するのだが、いま一般医療現場ではAiはどんなことになっているのか?」と言っているというので、「オートプシーイメージング読影ガイド」と、先日の放射線学会の地方会のレジュメを貸したら、「大変役に立った」と。
お役に立てて嬉しいが、すでに出版された本、地方会レベルの話が役に立つようなレベルの研究班で大丈夫か?
そういうものなのだそうです。最先端の研究をするわけではなく、現場の状況を汲み取って、混乱を整理し、法律や制度をつくろうという研究班なのだそうですから。ふーん。
何だか医者も患者もだんだん減っているような気がする(事務の統計上は患者は全体としては減っていないのだそうだが)。
でも実感としては患者が少ない。乳腺外科なんぞは手術半減だそうな。でも、「センチネルはやらない」と宣言しているところには患者も紹介しにくいだろうし。消化器外科は医者が減少するのが見えているので、戦線縮小だし。
若い独身の女医さんが「誰か良い人紹介してください。」と、消化器外科の医長にお願いしたら、「うちは最近若い医者は入局してこないから駄目だよ。」と言われちゃったそうな。うーーむ。
獄窓記 山本譲司 新潮文庫
公設秘書の給与付け替えで実刑を受けた国会議員の手記。同じようなことをやっている議員はたくさんいるだろうが、スケープゴートにされたんだな、と当時思ったものでした。(辻元清美は逃げ切っていまも国会議員だし。)本人は信念あって控訴しなかったらしいのですが、その刑務所暮らしの話。
なぜか、同じ懲役囚の世話にまわされた山本氏が見た衝撃の事実が中心。なぜ、同じ懲役囚の「世話」の係があるかと言うと、「高齢で痴呆」「目が見えない」「耳が聞こえない」「持病が重い」「精神遅滞」の懲役囚が一般刑務所にいるから。そして、その世話まで看守がやっていたのではおっつかないから。
そしてその懲役囚たちは「ここが天国。人生いままででこんなに世話をしてもらったことは無かった。出所したくない。」と。 昔見たNYタイムズの広告で、散らかりきった部屋に住むおばあさんの写真の下に「この人は86歳の一人暮らし。一日一回の給食を貰いに町に出る。犯罪者だったら、施設に収容されて面倒をみてもらっていたはず。」というものがありましたが、それと同じことが日本でも起きているのですね。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
会議。いったん入院しちゃったら出て行ってくれない患者をどうするか。都内では慢性期病院の自己負担月18万って、そりゃ普通の人には払えないでしょ。て、出てってもらわないとこっちも減収著しいし。「そういや、公園に患者を捨ててきたって病院がありましたねー。事務長、どうです?」なんて笑えない冗談も。
そのあと、両親とその友人とで赤坂サカスのグラナータへ。満席に近い。結構客層の年齢が高いので、量の調節もしてくれる。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
区の乳癌検診の委員会でした。開始してから数年たつのに、要精検率が9%から下がらない。いつも20%前後で推移している施設もある。では、区で読影委員会をつくるか?「先生、参加できますか?」といきなり振られてびっくり。「はあー。」(まさか絶対いやとは言えないし。
そのあとは、中目黒のトルコ料理アラトゥルカへhttp://www.alaturca.jp/へ。なかなかリーズナブルで美味しい店でしたが、裏通りの目立たない2階にあるのにけっこうお客さんが入っている。でも、男の客は一人だけ。「?」と思ったら、火曜はレディースデーで、女性は500円でワイン飲み放題だったのでした。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
都からの補助で陰圧室ができ、ポータブルやら何やらも買ってもらったわが病院。でもね、うちの外来ではどんなに頑張っても感染者と通常の患者の動作線を分けるのは困難なわけ。陰圧室に入れなくちゃならないような患者をどうやって入室させるの???
と、日頃から不思議に思っているのですが、今回読んだ本は「厚労省と新型インフルエンザ 木村盛世 講談社現代新書」“官製パニックはこうして作られた!”という刺激的な帯がついています。厚労省の技官で、インフルエンザ対策を批判して国会証言などをした人。内容は、というと、成田での検疫騒ぎを馬鹿にしてみていた私にはあまり面白くなかった。ただ、あれをやらされた医者は怒るでしょうね。だって、無駄だもん。潜伏期って言葉を知らないのじゃないかね、と思ったね。
厚労省って、すごく馬鹿しか勤めていないのか、政治家に振り回されて黒いものも真っ白くなってしまう部署しか無いのか、とりあえず予算がとれてTVでアピールできれば国民への説明責任があることには頭が回らないのか、と不思議に思っていたのですが、この本を読んでそれが全部であることがわかったのは収穫かな。
本の最後の方は一般の方への疫学入門。何となく全体的に焦点のぼやけたつくりになっていて、担当編集者が下手だったのでは、と思わせます。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)