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続アメリカ医療の光と影 李啓充 医学書院
延命治療やピル、そして保険制度などが話題となっています。それを「患者の自己決定権」という切り口から解説しています。医療現場にいる人たちには色々考えさせられる話題。そういえばカナダ在住の友人が、「高齢者がaspiration pneumoniaで亡くなるのはnatural courseだから、胃ろうなんてつくらないよ。」と言っていたけれど。
延命治療をしない、という選択は受け入れられても、延命治療を中止する(具体的にいえばレスピレーターをはずすとか)、という選択は受け入れ難いのは歴史的にはアメリカも同じだったのだ、ということがわかります。

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ぼやっと新聞の見出しを見ていたら、「健康男子一病即死」何のことかと思ったら、新型インフルエンザで持病のない男性が死んだとのことらしい。別の新聞では「胸水抜こうとして、肝臓を間違って刺したので3人の可愛い子供のいる元気な男性が死んだ」というのが一面記事だった。無料で配られる新聞には「赤ん坊取り違え」も載っていた。
下の写真は広告だが、バスに乗っていたらせまーい間口のビルのドアに「MRI中心」と書いてあったが、あの建物のどこかにMRIが入っているのだろうか。
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退職した医師が、受診した帰りに遊びに来た。73歳。「CFで定期検査していたのに、『これからはまずバリウムで』って言われちゃったよ。アデノーマができやすい体質なのに。」
実はこの人、半年前にポリープをとろうとして腸管がちょっと裂け、一週間入院するはめになった人。そりゃ、早期発見は大事だけれど…。
今回入院してきた87歳女性。住民検診で便潜血プラス。精査のためのCFで穿孔が起こったための転送。そりゃ、便潜血プラスだったら精査っていうのが王道だけれど。大体何で区の健診なんか受けたんだ??早期発見に公費をつぎこんでもメリットのない年齢だと思うが。
ま、皆大切なお客様ですが。
そう言えば、毎年sadationしてわざわざ脳ドック受ける偉い人もいたな。動脈硬化のリスク、何にもない65歳だけれど。
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極北クレイマー 海堂尊
夕張市民病院をモデルにしたと思われる倒産劇。「駆け出しの頃、東京郊外にちょっと行くと、こんなゆるーい病院あったよねー。」と。作者は誇張して買いたそうですが、実際の職員たちはあまりのリアルさにびっくりしたとか。
そして、あの悪名高い医療機能評価機構とそのサーベイヤーも登場。そして大野病院事件も。私はこの人の小説は他のものは読んでいないのですが、好きな人にはおなじみキャラクターが登場するたのしみもあるそうです。
週刊朝日に連載されていた当時楽しみにしていたのですが、もう一度楽しめました。

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昨晩発熱外来の患者さんから豚フル陽性が出た。
今回はPCR結果が出るまでは自宅に帰って良い、とのことで入院隔離はしなかったのだが、結果が出たら患者さんは警察車両に先導されて荏原病院に入院した、という話。そんなことしたら誰も正直に申告しないでしょうが。
しかし、この時期にA型インフルエンザがとっても多い。渡航歴が無い、豚フル患者との接触歴も無い、と言う人のPCRはしてもらえないのだが、そういう人の中にも結構新型がいるのでは、と医局で話題になっている。
本日は午前中に外勤、午後ちょっとだけ仕事をして病院の設立母体(本部と呼んでいる)へ会議のため出かける。で、また病院に帰ってきて医療事故関連の会議。延々と9時まで。とてもミスがあったとか事故があったとか思えない事例。こんなものに時間をとられていたら人手が何人いても足りない。自動的に弁護士送りにできないものか、と。
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延々と医療安全管理室に質問と言うか苦情と言うか…を言ってくる患者さん。何を求めているのか良くわからない。結局お金、ということが多い。しかし、お金で解決するしか無い、と言うところに本人の気持ちが落ち着くまで担当者は相手をさせられる。
さらに「いくらくらいになるのか」いや、それはこっちは落ち度がなかったと考えているのだから0円です…。という論旨が理解してもらえない。で、「これじゃらちが明かない。」ということをやっとご理解いただいて弁護士へ(昨今は探せば勝ち目がなさそうでも引き受ける弁護士はいる)。
で、やっと弁護士案件になったと思ったら、「自分の頼んだ弁護士が頼りない。」とまた病院に電話。
…何考えてるんでしょうねー。ま、ここまでくればこちらから電話が切れるから、と担当者を慰めていますが。
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ゆっくり起きて、朝食を食べて、昼は亭主と蕎麦屋で一杯。
そのあと二人でスーパーに行き、帰ってから本を読んだりお昼寝したり、夜は鶏のソテーと白ワイン。連休気分の終り。
亭主と話していて、医療事故対策の視点もちょっと新たになったし。うちの亭主はすぐに「なんだってそこまで相手におつきあいするの、さっさと弁護士対応に切り替えれば?」と言うのだが。「医療じゃ患者は弱者ということになっているから、そうはいかないのよ。」「ふーん、そういや銀行の連中も『このクレーマーに何言っても無駄だ』っていうのにいつまでも対応してるなー。」うちの亭主、気、短し。(昔事務所の女の子たちにつけられたあだ名が「瞬間湯沸かし器」だったとか。)
まあまあのお休みでした。
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プロ法律家のクレーマー対応術 横山雅文 PHP新書
医療界の話ではなく普通の会社へのアドバイスの本ですが、どこでも同じような人がいるのだーと感心することしきり。「お前じゃわからん、社長が謝れ」「俺は金のことを言っているのではない。その証拠にしかじかの額を福祉に寄付すれば許してやる。領収書をもってこい。」って、そういえばうちの病院にもいたなー。言っているクレーマーも自分に正当性が無いことはわかっているのだから早めに弁護士対応にまわせ、というアドヴァイス。うちもそうさせていただきました(そしたらうんともすんとも言ってこなくなった)。
不本意な念書をとられてしまったとき、あきらかに精神疾患のクレーマーに遭遇したとき、などの対応が具体的に書いてあります。役に立ちます。相手に送る文書の例文付き。普通郵便で出すのか、書留で出すのが良いかまで、書いてあります。


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病院の安全管理の一つに医療機器管理があり、なぜか私がその責任者になっている(麻酔科部長がやることが多いらしいが)。で、手術室の機器で事故があった。幸いなことに患者さんにけがは無かったが、修理代をどこが持つか(2つの会社の製品を合体させて使っていて、うち一社の指示ミスがあった)でごたごたしている。
PMDA(医薬品・医療機器安全機構という厚生省の外郭団体)に事故報告をするにあたって調べたらいろいろなことがわかった。「医療機器」にははっきりした定義は無い。ただ、薬事承認されている機械の事故は会社としてPMDAに報告義務があること。ただし、病院で患者さんに使用される機械は薬事承認品とは限らないし、薬事品ではないからと言って保険請求ができないわけでもない。
しかも薬事品となると、東急ハンズで売っているものとたとえ見かけ上は同じドリルでも値段が10倍くらいする。(同じ焼きものでも茶道具は高いのと似てませんか?)ふーん。
さらにレントゲン関係は別の法規もあるので、大変。S社の営業さんが言うには、「僕たちがレントゲンの機械を技師さんの学校に実験用に売るときには、病院に売るのとはちょっと違う仕様にわざとして、非薬事品として売るのです。それをまた医療用に使うことはできないはずです。」
で、どこが出すのか修理代。幸いなことに修理の代替品がすでにあるので、会計課長は「とりあえすは病院は一銭も払いません。」と頼もしい。
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東大リンデロン事件、昔新聞で読んで報道が感情的なうえに一方的に患者に肩入れしているのに驚いたのですが、最終的に無過失が認められたようです。以下は(医者の間での)人気ブログですが、
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20090106
あまりに長くて面倒、と言う方は(若干情緒的ではありますが)こちらをどうぞ。
http://blog.m3.com/akagamablog/20081225/2
患者さん本人とご主人はお気の毒です。でもこのようなセンセーショナルで思い込みの多いマスコミ報道が続くと、ますます周産期医療の希望者は減るでしょうね。
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