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聖路加で行われた胸部単純写真の勉強会(chest imaging forum)に行ってきました。
出た症例は、
気胸が契機となって発見された悪性中皮腫が2施設から
LAM
心膜部分欠損のある人の気胸
torsion of extralobar pulmonary sequestration
胸腔内結石
肺吸虫
pericardial fat necrosis
でした。いずれも面白く、堪能しました。
母校の医局主催で埼玉小児医療センターの小熊栄二先生の講義でした。
連れて行った初期研修医が「何で放射線科で児童虐待の診断なんですか?」と聞くので、「バカ者。」とばかりに理由を教えたのですが、小熊先生によると、最近では臨床家も注意しているので、放射線科からの示唆で初めて気づくということは少ないようです。
でも、外傷で受傷機転が交通事故のように明瞭でない場合は、non accidental traumaの可能性は無いか?と、必ずレポートに一行書くようにしているそうです。
色々な画像を見せていただきましたが、そのほかにへえ、と思ったお話は、:
嬰児殺しは明らかに減少傾向をたどっていること
1歳で最もgray/white matterのコントラストが低下すること(小児を良くご覧になる方はご存じでしょうが)
正常分娩のかなりの児に硬膜下決血腫のあること(これは知っていましたが、医療事故とのからみで知ったので、虐待と鑑別するとは気付きませんでした)
ということで勉強になった夜でした。
Neuro Imaging Refresher Clubの略です。今年は品川でした。中枢神経系のエキスパートが色々なテーマで一日講義をしてくれます。腫瘍や外傷、血管の疾患など沢山の症例を見ることができました。
物によっては一生この先見ないかもしれない、というものも…。実践的な所では小児頭部外傷にどこまでCTをやるか、にもチラッとふれられていました(WWW.nice.org.uk)。日本では藤沢市民病院の取り組みが紹介されていました。うちでもやってみようか。
今年も大変勉強になりました。1万円払うだけのことはあると思います。来年行きたい人はテルモに声をかけておくと良いかもしれません。来年は11月4日だそうです。
3月11日(!)に予定されていた勉強会が本日行われました。学会もネット開催になったので久しぶりのリアル勉強会。
お題は
1.骨盤部領域の嚢胞性疾患
これは、婦人科以外の骨盤周りの病変。滑膜嚢胞とか、アテローム、tailgut cystなどなどがクイズ形式で閲覧されました。面白かったー。
2.前立腺癌のMRI診断
日常臨床から先端まで。新しい病期分類が出たって知らなかったので、さっそく買わなくては。
臨床期診断にMRIが記載されているとは、画期的。
ネットや本も効率的ですが、やっぱり実際に出かけて行く勉強会は良いものだと実感。
しばらく更新が無かったのは、別に仕事していなかったわけじゃないのだけれど、さして面白いことも無かったし。
本日は産婦人科との抄読会。産褥期の下肢静脈瘤の頻度に関するメタアナリシス。メタアナリシス論文って好きになれないことを再確認しました。(ご免、当番のK先生)。
さて、本日から日本医学放射線学会の中止になった総会のかわりにwebで発表が見られます。
登録だけして単位もらおう、とずうずうしいことを考えていたのですが、これが学会場で聞くのとまた違ってしみじみ読み入ってしまうものですねー。ただ、質問できないのが残念。(質問できる環境をつくったらしいのですが、今は動いていない、ということみたいではあるのですが)。
病院のネット環境がもう少し高速だと嬉しいのだけれど…。
本日は目黒雅叙園で行われた乳腺疾患フォーラムへ。中村清吾先生の司会で、演者は秋山・角田のコンビ。乳腺症と線維腺腫についてでした。秋山先生の話は初めてじっくり聞きましたが、面白い。「話が面白い、上手」と言う感じの人ではありませんが、内容を面白く説明してくれます。門外漢にもわかりやすい。
この組み合わせなら盛況だろうと早めに行って正解でした。部屋、小さすぎ。主催は日本化薬だったのですが、普段診断関係のセミナーをあまりしていないので、人数が読めなかったのかもしれない。
会の後は技師3人と連れだって目黒で一杯。
CTの定期点検で暇なはずが、昔のやら外の施設のやらのフィルムのコンサルトが多く、結構忙しい。
夕方は定例の研修医抄読会。胸水の章終り。major fissureの葉間胸水の像を知らない指導医が結構いるのに驚く。
夕方には設立母体から人が来て、経営会議。院長以外の診療側出席者(副院長と院長補佐、看護部長)は全く興味が無いので皆寝そうになる。そのあと宴会。
珍しくCTの件数が多く、急性疾患のコンサルトが多く、忙しい一日。
本日はBreast Imagingの良性疾患の章を終わらせ、ほぼ良性と思われる疾患の章へ。この章が終わったら、また別の本に浮気しょうか。
その後DPC分析ソフトのEVEの説明会へ。いろいろな病院のデータを集めていてベンチマークとしては使えそうだが、これを使って院内の医者にはっぱをかけるのはどう考えても事務には無理。ということで、院長に使い方を覚えてもらうことにする。
そのあとは診療録管理委員会(会議ばっかり)。DPCで悪性腫瘍のステージングの記入が求められるのだが、それがどうも変。「初発の癌」というのはその病院で初めての癌であって、よそで手術してうちで再発というのも、「初発」と分類するのだそうな。そしてその場合はTNMを記入する。でも、原発の手術が終わっていたらTはどうするの???
Kopans のBreast Imagingをまた読み始める。アメリカ人が聖書のように崇めているマンモグラフィーの撮影および読影の教科書。撮影方法まで読み進んだところで、飽きちゃって放ってあった。今回は良性腫瘤から。
この人の饒舌さはユダヤ系かな、と思う。名前もDanielだし。東海岸の人だしね。
本日研修医抄読会。Chest Imagingの胸水の章の本文終わり。昨年採用の研修医より、今年採用の研修医の英語力が落ちているような気がするのは気のせいか、高校までのカリキュラムのせいか、はたまた採用時のバイアスで英語の不得手な研修医が集まってしまったせいか…。
うちの病院の40代独身の先生。病をえて、手術のために田舎に帰っていたのですが、このたび無事復帰。術前は宴会ざんまいの生活で血糖値がひどく高いことで有名でしたが、術後は皆に「痩せて、健康そうになった。」「おはだつやつや」と言われています。お酒は乾杯程度、煙草はきっぱりやめたのだそうです。やはり美容は健康からなのだな、としみじみ思いました。
本日の本は
めくら柳と眠る女 村上春樹 新潮社
村上春樹の短編集。アメリカで編纂されたものをそのまま同じ構成で日本で発売、というだけあって小さな活字がぎっしり組んであり、アメリカ風。(アメリカでは本は厚くないと売れないのだそうな。)
この人、短編もこんなに上手かったんだ、と改めて思いました。いつまでも読んでいたい感じ。村上春樹は60歳くらいだと思うのですが最近のものを読んでも、大家、とか重々しい感じはしないですよね。では、川端康成が、大江健三郎がこの年の時にはどうだったかというと、相当受ける感じが違うでしょう?時代ってあるのですね。
