Oscar the Grouch
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かぜ

Oscar the Grouch / 2009.01.06 20:57 / 推薦数 : 0

何だか咽喉が痛いなーと思っていたら、鼻水止まらず。ぞくぞくする上に眠い(熱は無い)、ので、亭主に晩御飯を作ってもらう。スーパーのおでんを温めて、スーパーのうどんを温めて…、という献立だったが、人に作ってもらうものは美味しい。

病院はと言えば、四日は混雑無し。五日はやけにオンコールのCT(軽症)が多かった。「今すぐに私の希望する検査をして欲しい。」という訳の分らない軽症患者が増えている。検査目的欄に"半年前からの軽度の腹痛。患者希望です。よろしくお願いします。"なんて書いてあって、外来担当医のため息が聞こえそう。

既にMRIでは撮影する患者の20%くらいは医学的適応の無い患者希望の検査ではないかとにらんでいるのだが。外来担当医が「無駄な検査はしません。」などと口にしようものなら、外来で騒ぐ、投書をする、などというクレームが増えることが目に見えているので、逆らわない。こういうことが習慣化すると、恐ろしいもので研修医などは「頭が痛い」と患者が口にしたらMRIを撮影するものだと思い込むやつが出てくる。

こうやって日本の医療費は高くなる。(ちなみにCT/MRIの検査料と読影料は世界一安いが、数が多いので。)

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トップリーダー・セミナー

Oscar the Grouch / 2008.12.05 21:06 / 推薦数 : 0

火曜から金曜まで和光の国立保健医療科学院というところで、上記の名前のセミナーを受けてきました。朝の9時から6時半まで(グループによっては深夜までいたところもあったみたいですが)講義とグループ作業。で、帰ってから病院で当日分読影(もちろん全部はできないから入院分だけ。)それで宿題もあって、グロッキーでした。

まあ、ビジネスマネージメントの手法を学んで病院経営に生かしましょう、医者も会計報告書くらいは読めないとね、という親心のセミナーです。

でもアメリカ流の経営分析って、「何となく心の中に思っていることを他人が納得できるように理論化する。」ということだから、すばらしい解答が出てくるわけではないですし…。色々な病院の方と会いましたが、1000床近い病院の院長・副院長は経営母体にかかわらず「やり手、論理的、冷静」と言う感じの方が多く、200床以下の病院の院長は情熱で部下を引っ張っていくタイプが多いことが分っておもしろかった。

どこの病院も前回の保険改定から大赤字(自治体などの経営母体からの繰入金も収入と計算してです)。地方の方が管理は甘いですね。医者に時間外手当をはらっている病院が多いし。色々わかって面白かったけれど…。

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裁判員

Oscar the Grouch / 2008.11.29 21:03 / 推薦数 : 0

何と亭主に裁判員に選ばれましたのお手紙が。うちの亭主は欠格事由の職業についている上に、裁判員制度に大反対。大笑い。

欠格条項には「病院長」もあった。うちの院長なら行って一席ぶちそうだけれど。

私が選ばれたら行ってねちねち言ってみようかな。いままでの裁判制度で何かまずいところがあったのですか?そのエビデンスは?裁判員制度のほうがよいと言うエビデンスは??その統計上の根拠は??(そんなエビデンスは無いし、出すこともできない、と言うことは双方理解の上ですよ。念のため。)ってやったら絶対に逃れられること間違いなし。それとも頭にピンクの大きなリボンをつけて行ってみるとか。

前に書いたかも知れないが、留学していたときの教授秘書がjury obligationでしばらく休んでいたことがあった。そのとき教授に「あなたが選ばれたら困るじゃないの。」と言ったら、「医者、特に医学部の教授が選ばれることは絶対に無い。なぜなら他の陪審の意見をリードすると思われ、弁護士が忌避するから。」と言われた。そういえば、アラバマ物語(グレゴリー・ペックの主演で映画になった。読んでいない方は是非お読みください。)の中で、陪審はなぜ森の中から出てきたお百姓ばかりで、町の人はならないのか、という子供の問いに弁護士の父親が同じような返事をしていたっけ。

まあ、基本的にフリーターと引退者しかできないでしょうね、日本じゃ。

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7病院受け入れ拒否事件

Oscar the Grouch / 2008.10.23 21:47 / 推薦数 : 4

例の不幸なことに臨月で脳出血併発された妊婦さんの報道をめぐって、本日医局では「だからー、救急はうけちゃいけないよね。墨東病院の連中あんなにがんばっているのにTVでさらし者にされてさー。」というかなり感情的な意見が渦巻いておりました。ひところよりは報道トーンも下がったとはいえ、読売新聞では断った病院の名前が全部目立つようにイタリックになっていたし。

あれで無理して受け入れて妊婦さんがやはり亡くなっていたら?墨東の後期研修医が福島の大野病院のケースのように刑事被告人にならないと誰が保証できるのでしょうね。

うちは二次救急で脳神経外科も産婦人科もあるけれど、産婦人科はかかりつけ(それも現在明らかに通院中)と言う人以外はすべて断っています。そうでなかったら4人しかいない産婦人科の医者、死んじゃうもん。

そうでなくても先日夜中に急変した入院中の妊婦さんの手術にかけつけた主治医(60歳越えている)は一晩中起きていたのに、翌日朝の9時から夕方5時まで食事抜きで外来やったあげく、「待ち時間が長い」とクレーム。

これにはさすがの病院側も「医者がたりないのでお待たせします。他院をご希望なさる方は遠慮なくおっしゃってください。すぐに紹介状を書きます。」と対応していた。

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開業医の引退

Oscar the Grouch / 2008.10.11 23:29 / 推薦数 : 0

ついに同僚の外科医が退職して実家の医院をやることになった。一寸前からお父様がボケているのでは、と言っていたので退職は近いと思っていたが。

久しぶりに同僚が実家に帰ると新しい放射線TV装置が。でもお父様は操作が覚えられず、毎回サービスを呼ぶ始末。患者さんも一日に数人だが、どうも診察の様子がおかしい。「これは患者を殺すか、本人が逮捕される前にどうにかせねば。」とは思っても、本人にはボケている自覚が無いし、医師であることがアイデンティティーになっているので「息子が帰ってきたので引退」というシナリオでも書いてやらないと引退しそうに無い、と。(まあ、筋書きに多少の誇張はあるにしてもそういうことらしい。)

と言う話をスペイン語のクラスでしたら、先生が「正確かどうかわからないが、医者の友人から聞いたスペインのシステム」として語ったのが以下のシステム。

国家試験の成績上位者から順にどこの病院(ほとんど公立)の何科の研修医になるか選ぶことができる。成績が悪いと人気の無い病院の人気の無い科でしか研修できない。もっと悪いといきなり地方のクリニックで家庭医(半公務員らしい)となる。数年の研修のあとはその病院に空きがあればスタッフとなるし、無ければまた空席を探して異動する。で、だんだん偉くなっていく。たいていの病院は公立だが、最近は私立病院も多くなって、高額で人気の医者を引き抜く。まあ、スペインの医者の人生ってちょっとサッカー選手に似てるよな、と。

そりゃ、日本みたいに科が自由に選択できてしかも給料は同じで時間外手当はほとんど無い、と言うシステムにしたら、外科や産婦人科医はそのうちいなくなるよね。

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医療と法を考える

Oscar the Grouch / 2008.10.03 18:01 / 推薦数 : 0

法医学教室Library 医療と法を考える 救急車と正義 樋口範雄 有斐閣

どういう読者を想定しているのか分りませんが、法律の門外漢にも読めます。 

著者の話は医療安全のセミナーで1回きいたことがあります。切れ味鋭いけれどアメリカかぶれかな、と思ったのですが本を読むとそんなことはなさそう。

法律はそれがあるからと言って善意の行動を制限するものであってはいけない。法を作ったときの精神に立ち返って法律を解釈しよう。法律家は医療者の行動をがんじがらめにしばるようなアドバイスをするだけではなく、現実に則し、患者の側に立って医療者が行動できるように動かなくてはならない、という気持ちを持った人らしいです。

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区役所と乳癌検診

Oscar the Grouch / 2008.09.30 23:32 / 推薦数 : 0

本日は目黒区の乳癌検診精度管理委員会。出かけようと思ったら、研修医がやってきて「CT見てください」。右下腹部痛、発熱の若い男性。右下腹部はterminal ileumからcaecumまで一塊。腹水あり。Appendicitisなのかterminal ileitisなのかわかんなーい。でも中に虫垂結石らしきものがあるような…。「発症の経過も考えるとどっちかというと虫垂炎」と説明して区役所へ。

この委員会、区内の病院の人間ばかりというのに、なんと交通費をくれる。それが今回から銀行振り込みになるので口座振込みの用紙を記入して持ってきてください、と。その用紙に印鑑を押すのを忘れたら、なんと受理されなかった(手書き署名があるのに)。で、目に付いたところに朱肉があったので「拇印じゃだめ?」と言ったら、「いえ、シャチハタではない印鑑という決まりですので…。」お役所だなー。

ついでに言うと、検診の所見記載用紙の日付が年号になっているので、「これ、西暦にしてくれませんか?今、どこの病院でも西暦ですよね。」と言ったら、「いえ、こちらは年度ですので。」と。

その後、うちの病院と隣のクリニックの女性技師とで、イタリアンへ。

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radiologistの誤訳

Oscar the Grouch / 2008.09.27 21:52 / 推薦数 : 0

はっと気が付いたらスペイン語の通信講座の締め切りが迫っている。今回の課題の一つにメキシコのマヤ文明の地下洞窟が発見された、という新聞記事を訳すものがあるのだが、マヤの固有名詞をアルファベットに落としたものの発音がわからない。で、インターネットで引いてみたら、同じニュースを英語の録画でロイターで見られることを発見。無事発音もわかったし、記事のあらすじも確認できてラクチンでした。昔の翻訳家は苦労したのだろうなー。

こんなに翻訳が楽になったと思われるのに、英語の翻訳ですらいいかげんなものがまかり通っているのは信じられない。よく見かけるのはradiologistを放射線技師と訳してあるもの。で、それを真に受けて米国では診断は技師がする、と思っている技師がときどきいる。(と、手元にあるジーニアス英和辞典をひいたら、X線技師、と出てきた。やれやれ。)

本日はスポーツクラブでレッスンのあと、明日のお客のためにローストビーフの肉を受け取って帰る。亭主は茨城でゴルフのあと帰宅。

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品川区の中学校

Oscar the Grouch / 2008.09.13 13:07 / 推薦数 : 0

昨日は解剖学名誉教授の絵を拝見に同門の女医3人で品川へ。名誉教授が現在理事をなさっている老人施設がいくつかあり、そこに飾ってある絵を拝見する。「少し習っただけ」とおっしゃるが素敵(半抽象)。会議室にはプロの絵が飾ってあるが、それと並んでも力強さでまけないのはさすが。

で、伺った施設のひとつに区から委託されている老人ホームがあるのだが、なんとそれは中学校の上に作られている。http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000002500/hpg000002417.htm中学校は完全にビルの中。都心だなー。

そういえば「中学校の運動会は校庭ではできず、区のグラウンドに行った。」と言っている東京生まれの技師が何人かいたっけ。私の中学も隣の区立中学に運動会のグラウンドをお貸ししていました。

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近頃の若いもん

Oscar the Grouch / 2008.06.15 15:11 / 推薦数 : 0

医局にいたとき先輩全員に「近頃の若い医者は!!!」と思われ怒られていたS先生。数年前に退局して家業をついで大学の教授(医療関係の専門学校と大学のある学園のオーナー)になった。このたび、「あいつは何をやっているんだ。」とのことで、医局の勉強会で凱旋講演。

いや、立派な講演でしたが「近頃の若い学生は…。」と何回も言うので皆爆笑。なかでも、「私も大学のセクハラ対策委員なのですが。」というくだりでは大爆笑。

いろいろな苦労話をしてくれましたが中でも「最近の学生は高校時代に落第の危機を味あわない上に(出席さえしていれば昨今は進級できるらしい)、アドミッション・オフィス入試で、入学試験も経験しない。そういう子を相手に、各学年で規定以上の点数を取らせ、国家試験に合格させるっていうのは大変なんですよ。」

また、「大きな病院で働きたい。」という希望がかなえられないと、そのまま就職せずにフリーターになってしまう(まあ、そうなったら雇うところは無い)、という子が各学年に必ず何人かいるそうな。

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