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昨日はマンモグラフィー・リーディング・クラブというマンモの勉強会でした。
何回かここにも取り上げましたが、数十例(今回はすべて2方向撮影だったので20例)のフィルムをはじまり前に見ておいて、その後US, MRI, 病理の解説を聞くというもの。
とても勉強になりますが、これをほとんど一人で準備していると思われる角田先生は大変だなー、と毎回思います。
会場は印象として7割放射線科、3割外科くらいかな。

胸部X線の正常・異常画像を見極める 日常診療で出会う境界症例アトラス 櫛橋民生編集
KeatsのNormal roentgen variants that may simulate disease の胸部限定日本語簡易版といったところでしょうか。
惜しむらくは若干症例のダブりがあること、症例の選択と説明に「?」と思われるものが2,3あること、そして写真の質が低いこと。値段を考えると最後はこの辺が妥協点なのかもしれませんが、電子出版を考えても良いかもしれない。
この出版社のデザイン、ちょっと垢ぬけないと思うのは私だけかな。
ともかく、医局で一冊かってもらうか先輩のを借りて読んで、自分も似たような症例を探すと楽しいかもしれない。
出版社のホームページはhttp://www.yodosha.co.jp/medical/book/9784758111706/index.html
縦隔腫瘍の画像診断と病理 櫛橋民生編著 中外医学社

縦隔腫瘍の一般的事柄(もちろん分類は最新のもの)、CT, MRI所見、病理などがコンパクトにまとまった一冊。画像も多く、説明も丁寧。でも、最後の「外科医が必要な…」の章は完全な重複で不必要かも。
その他の部分は大体著者による内容のばらつきも小さく、読みやすい本でしたが、半分のお値段ならみなさんに勧められるのに(8500円)。
医局で買ってもらってはどうでしょう。
出版社のホームページは以下。
泌尿器・婦人科画像診断step further

画像診断の進歩よりも治療の変化が激しい部分であります。筆者が泌尿器科医や婦人科医ではなくて画像診断の側から書いてくれているのでよくわかるし、役に立ちました。そして私のように中規模病院だと「今いる臨床医がやらない手技については全く知らない」ことになりがちなので、視野を広げるためにも読んでおいて良かった号でした。
Diffuse cystic lung disease at high resolution CT. Seaman, et al. AJR 2011; 196:1305-1311
ピクトリアル・エッセイです。LAM, langerhans cell histiocytosis, LIP, follicular brouchiolitis, amyloidosis, Light-chan deposition disease,Birt-Hogg-Dube syndrome, meastasisについて簡単にまとめ、CT画像がついています。
ちょっとしたまとめに有用。
LAMとLCH以外にも鑑別診断あるのですね。
ところで、本日研修医と勉強会をやっていたら「et al.って何ですか?」と聞かれびっくり。意外なところに常識の落とし穴が…。
春と秋にバイエル(旧シェーリング)がやっている勉強会。1989年から続いている。
今回は胃癌と肺癌。
胃癌の深達度診断が最初のテーマ。佐賀の水口先生の話。この人も私と同じような不満をちょっと持っているのかな、と思いました。つまり、「診断のための診断になっていて、カンファで実際の役に立たないことを延々と議論する」(笑)。
次のABC検診の話は寝ちゃいました。ごめんなさい。
肺癌の話は良かったです。
まず、神戸大学病理の大林先生のお話。「画像診断医がしっておくべき」と前置にたがわず、病理分類とCTとを対比させ、新分類にも目配りをした明確なお話でした。
次は横浜市大の立石先生による「PETによる肺がんの分子イメージング」先端の臨床応用されていない部bんの話も多く、寝てしまうかと思ったけれど面白く聞けました。テーラーメイド医療の費用対効果についてもちょこちょこ触れられるのが、時代だな、と思いました。
最後は女子医の坂井先生による肺癌の形態診断。面白かったけれど、もうちょっと時間をとるか、内容を絞るかしてほしかったな。
ということで、本日も満足して帰りました。
でも、うちはバイエルの造影剤を使っていないので、次回開催の案内は来るのだろうか?
本日は地区の放射線科の勉強会。お題その1は救急放射線。聖マの松本純一先生のお話。うちは二次救急なので大物はこないけれど、役に立った。
私はまず依頼理由を見ずに一度、その次に依頼理由を見てからもう一度、画像を眺めることにしているが、それと似たようなことを救急放射線でもやるのだな、と思いました。
疾患別の造影パターンの表を作らねば、と思っていたのを思い出した…。
DIRECTという救急画像診断の勉強会があるそうです。興味のある人はどうぞ。
http://direct.kenkyuukai.jp/information/
その2は徳丸亜耶先生による認知症の画像診断。
比較的系統的なお話だったのですが覚えておきたいところだけ(私が)挙げると、
嗜銀顆粒性認知症はアルツハイマーに画像上よく似る、しかも頻度の高い疾患であること。だからVSRADに騙されないこと。
高齢者のSAHで動脈瘤の無い人はアミロイド・アンギオパチーamyloid angiopathyかもしれないこと。これには白質脳症の合併があるのではないだろうかということ。
痴呆の起こりやすい梗塞部位としては視床内側、海馬、乳頭体。