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2011.09.27 17:01 |  診療  |  AJR  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

診断放射線リスク

Radiation is not the only risk. Balter, S. et.al

AJR 2011;196:762-767.

ちょっと思っていた論文と違いましたが、まず、Effective Doseの考え方を紹介し、そのあと急性虫垂炎に対してCTを行うことが正当か、coronary CTはどうか、という例をあげています。

Effective Doseというのが私なんかい説明されてもピンとこないのですが、簡単に言うと色々な方法による被曝線量を、ファントームをつかい、臓器別吸収線量などの補正を行って算出するものらしいです。これによると1ミリシーベルトあたりの癌発生率は0.01%、癌による死亡は0.005%。ですが、実際の患者は高齢で余命の短い人が多いので、これよりも発生率は低くなるだろう、とのこと。

なお、女性は主として乳がんの発生率のために、放射線発がんが(モデルとしては)多いことになっています。

で、たとえば急性虫垂炎の手術で米国では年間20人が死んでいるが、CTを行うと不必要な手術が13%減らせるので、CTで3人の命を救うことができる。虫垂炎のCT(低線量)で2.4ミリシーベルト被曝するとすると、これによる発ガンで死ぬ人が二人。そうすると3-2=1でCTをやったほうがお得、という計算をしています。医療費の計算も行っています。

Coronary CTでも似たような計算をしていますが、こちらは造影剤リスクなども勘案しています。

予期していた論文とは違いますが、ちょっとおもしろかった。

 

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2011.09.21 19:36 |  診療  |  画像診断医学書  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

特発性間質性肺炎

特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き 日本呼吸器学会びまんせ肺疾患 診断・治療ガイドライン作成委員会編集

南江堂 2004年第一刷発行。

 

夏中ぽっつりぽっつり読んでいたものののこりを、本日の台風による足止めで全部読みました。頭の整理には大変良いです。

(でもまた、論文や大部の本をよむと分からなくなっちゃうんですよね。しっかり基本的な部分を覚えていないせいだと思うのですが。)

それはともかく、この本は臨床像や治療にも触れているので、臨床医が画像に何を求めているのか、おぼろげながらわかるのが良いところです。

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2011.09.17 14:16 |  診療  |  画像診断医学書  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

腹部のCT

腹部のCT 第2版 平松京一監修 メディカル・サイエンス・インターナショナル

このシリーズ、やっぱりツボをついているせいか、良く売れているらしいですね。肝臓が専門の人が肝臓のところを読んでもしょうがないし、腎臓が専門のひとが腎臓のところを読むと物足りないでしょうが、日常臨床で知っておくべき最低限が書いてあるので、全体に目を通すことをお勧めします。

通しで目を通す本であって、何かわからないことを調べる本では(厚さからいっても当然ですが)ありません。ですが、リファレンスはセクションによっては良くできています。

そして、子宮や前立腺についても記述があります。これらの臓器の診断にCTが使われることはほとんどないとは思いますが、でも、撮影範囲に含まれる臓器ですから、見え方とCT診断の限界を知っておくことは大切で、その意味でも意義あるセクションだと思いました。

でも一冊13650円は痛い。

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2011.09.13 16:37 |  診療  |  画像診断  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

画像診断2011年9月号

今回の特集は「肺がん画像診断の新しい流れ」

TNM分類が新しくなり、運用され始めてはや1年半ということで、それに準拠した画像診断の解説や、新しいWHO分類、PET, 低線量CTと、結構役に立つ記事が満載、と言いたいのですが、最近めっきりわが勤務先では肺がん手術症例が減っており、残念。まあ、手術不能進行がんを正確に診断することに心がけましょう。

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2011.09.07 22:35 |  診療  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

胸部単純写真

第7回Chest Imaging Forum@聖路加国際病院。
レクチャーは肺の大きさについて。気腫合併肺線維症が最近話題の病態として取り上げられていました。肺高血圧やがんの癌の合併が多いと。

びまん性肺胞隔壁型amyloidosis、HIVに合併した拡張型心筋症と肺感染、Erdheim-Chester disease& Langerhans cell histiocytosis, Cystic fibrosis(!)など、珍しい疾患が並びました。最後の単純写真で発見された食道病変、ときどきありますよね。診断すると凄く感心してもらえるので好きです。

Cystic fibrosisは日本人だそうで、「結構あるのかもしれない」という声も上がっていました2001,2年ころに3例報告が日本でもあったらしいです。

ということで、今回も勉強になりました。

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2011.09.01 14:24 |  診療  |  そのほかの雑誌  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

血管周囲腔

Giant Tumefactive Periascular Spaces Salzman, K.L. et.al.  AJNR 26:298-305, 2005

セカンドネームはOsbornです。脳の血管周囲腔で1.5センチを超えるもの37症例の分析。良く分からなかった症例をネットの放射線科医の集まりにずうずうしくも投稿して、この論文の存在を教えられました。

即座に文献まで添えて「これでしょう」と行ってくださる方あり、まだまだ私は勉強が足りないと反省しきりです。

それはともかく、この文献は良くまとまっていて、お勧めです。

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