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骨軟部疾患の画像診断 第2版 上谷雅孝 編著
第1版に比べてぐっと厚くなり、内容も充実。それだけこの分野に関する皆の経験値が上昇したのでしょう。
1疾患見開き2ページのスタイルは同じです。各疾患について基本的事項と代表的な画像が掲載されています。特にMRI診断をうたっている本ではありませんが、放射線科医を意識しているのでほぼ前例にMRI写真と一般的所見の記載があります。
通しで読んで知識をリフレッシュするのにも良いですし、あれ、と思ったときに目的疾患のページのみを参照するのにも良。文献も2つくらいに絞って有名なものが記載されているので、研修医の勉強会などのネタ探しにもお勧め。

肺HRCT 蝶名林 直彦 監修 丸善株式会社
原書2版までは原書で読んでいたのですが、あまりに厚くなったので考えていたら、これが出たのを知って買ってみましたが。
つらくても原書で読めば良かった。これは非常に良い本ですし、generalistの放射線科医でも読んでおくべき本だと思うのですが、翻訳が残念。
聖路加の呼吸器内科と放射線科とのチームの共同の訳なのですが、一部には明らかな誤訳があったり、日本語としてどう考えても理解不能であったり。大筋としては使える本にはなっていますが、通しで読むと相当に辛い本になってしまっています。
出版前に一人の人間がきっちり目を通すとか、英語のわからないところを英語の先生に聞くとかの、基本的校正がなされずに、抄読会の原稿をまとめちゃったんじゃないの?と思わず突っ込みを入れたくなる部分あり。
ここまでの努力をしたのですから是非改訂版を出してほしいものです。
本日の産婦人科との勉強会は私の当番。今月は初期研修医が二人もいることもあり、
AJRのpictorial essay:Hemorrhage During Pregnancy (AJR. 176 March 2001)に。
この論文にもあったが、胎盤剥離の診断って難しい、という話に花が咲く。わが病院では、母体や胎盤の出血は一刻を争うことが多いのでほとんど超音波。胎児の異常のMRIを時々やるくらいか。
産婦人科の先生たちが、「そもそも一番わかりやすいといわれている脳の異常も、超音波では悩むことが多いよね。」
というので
「いや本当はoutcome of Fetuses with Cerebral Ventriculomegaly and Septum Pellucidum Leaflet Abnormalitiesをやろうかと思ったのですが。」
と言ったら「、うーん、近頃は怪しいと思ったら全部よそへ送るから。」という消極的なお返事でした。