| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
| 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
| 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
| 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
| 27 | 28 |
症例の比較で学ぶ画像診断 頭部50選 画像診断臨時増刊号2010 vol.30 (4)

割と基本的な疾患が並んでいるので、クイズ感覚で読めます。初学者や研修医にも最適、というキャッチフレーズはその辺にあるのだと思いますが、できれば若者はもうちょっと系統的な本を読んでほしいと思うのは古いでしょうか。
lymphomaの人にわけのわからない中枢神経症状が出たので読んでみた
Paraneoplastic limbic encephalitis: neurological symptoms, immunological findings and tumor association in 50 patients. Gultekin SH, et.al Brain (2000), 123, 1481-1494
若干古いけれど、よくまとまった論文。こういうのは「また患者が来たときに読み返せばいいや。」と思っているのでなかなか覚えられないのだが。しかし原疾患の治療によって症状が結構改善するというのにはびっくり。
結局患者さんは辺縁系脳炎ではなさそうだったのだが、腹部のCTを撮影してびっくり。Paraaortaから腸管膜上までりんぱせつだらけ。研修医が「去年の12月にCTとって何もないと言われたそうなんですが。」「それ、きちんとした病院で???」
…とてもきちんとした病院でした。患者さんの思い違いか、研修医の聞き違いか?腫瘍の急激な発育で無いと良いのですが。
患者さんはそのきちんとした病院に転院しました。
この所見をみたら決まり!
まれな疾患も怖くない
のだそうです。なかなかためになる特集でしたが、本当に「この所見をみたら決まり」かというと、そうはいかないのが日常臨床。
でも、一読をお勧めしたい特集号です。

Metallosis * CT findings in a total hip arthroplasty
Kirkham JR, Petscavage JM, Richardson ML. Metallosis: CT findings in a total hip arthroplasty. Radiology Case Reports. [Online] 2010;5:410.
という短い症例報告を見つけて読んだ。というのも、本日のCTはTHR後18年という患者さんだったのだが、acetablum側に皮質を越えて張り出す大きな軟部腫瘤がある。単純写真を引っ張り出すと3年くらい前から溶骨性変化があるから、転移では無さそう、感染では無さそう…。
でも、この人の場合金属沈着らしき陰影は無いのですよね。
肺疾患のCTを中心とした特集。日常で役に立ちそう。
「肺炎症状なんですけれど、ウィルス性ですか?細菌性ですか?アレルギーですか?」と聞いてくる内科の医者をけむに巻くのにも役立ちそう。私ゃ占い師じゃないんだから、一回のCTだけでそんなこと解るかい。この間なんか、「で、患者は苦しそうなの?」と、聞いたら、「まだ会ってません」「……。」