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胸部画像診断入門 原著第2版 Ketai, LH et.al 診断と治療社
あまり放射線科になじみのない出版社から出ていますが、監訳は荒木力先生です。コンパクトでなかなか良い本です。数年に一回胸部単純写真の基本的な本を読むことにしていますが、知識もリフレッシュされるし、何より内容が新しいうえに、単純写真にマニアックにこだわらず、その限界や臨床指針にまで踏み込んでいます。
研修医に勧められる本ですが、惜しむらくはところどころ訳が変。原著を後期研修医の抄読会に使ったら良いかも。

恵比寿でエコーのお勉強をしましょう、とうちと大学の技師さんが始めた勉強会。
本日も色々な画像が見られました。胃透視とエコーは医者の手から離れつつある検査だな、と実感。
会を重ねるにつれて色々な病院の方が来てくださるのがうれしい。
久々の産婦人科との抄読会。
お題は:Heparin Treatment in Antiphospholipido Syndrome with Recurrent Pregnancy Loss Obstetrics & Gynecology 115(6) 2010。
抗リン脂質抗体異常による産科合併症といっても、論文によって「抗リン脂質抗体異常症」の定義が異なるうえ、どのタイプのヘパリンをつかうのか、いつから使うのか、アスピリンはどうか、などかなりの尺度の変化があり、なかなか判断に迷うらしい。本当に流産が防げているのか?に関しても若干の疑問があるとか。
今うちの婦人科ではすべての妊婦のD-dimer、 フィブリンモノマーの測定をやっている(スタディ)のだが、その結果血栓が発見されヘパリン療法に回る人がウナギ登り。そんなこともあり、うちの産科領域ではヘパリンが興味の中心。
本日はなぜか昭和大学と地域診療所、病院の会へ。(なぜうちが?)まあ、治療には良く知っている後輩もいることだし、と出かけて行った。
まあ、ともかく、2時間の講演の後立食パーティー。
ここは聖路加から中村先生を招いて(引き抜いて?)乳腺センターを立ち上げたばかり。その中村先生の話もあったし、緩和療法の話(たぶん、あの麻酔科の女医さんがほとんど一人で犠牲的精神を発揮してやっているのだよ、とは会場の大方の反応)とか、色々ためになりました。3年生代表二人がクリニックにお邪魔して3日間実習をした感想を発表していましたが、これがすごく立派。
後輩も「ここの大学の学生教育はきめ細かいよ」。ふーん。そうだったのか。あまり今まで昭和出身の先生とかかわりが無かったので知らなかったけれど、目から鱗。
立食パーティーのご飯はとても充実でした。これに関しては昭和の実力なのか、品川プリンスの実力なのか不明ですが。
地域の胃がん検診の2次読影に行ってきた。前もって警告はされていたのだが、凄い(ひどい)写真が多い。撮影者もお年寄りなら、被検者も動きの悪いお年寄り。良い写真は撮れようがないし、機械も古い。
一緒に読影していた先生が学会で聞きこんできたところによると「バリウムで癌を1症例発見するのに2000万、内視鏡では200万円かかる」のだそうな。でも、検診会社やレントゲン技師の雇用を考えると、政府はバリウム検診を押さざるを得ないのだそうな。
さもありなん。
61歳以上の人を対象とした自己負担無料の検診を読んでいるのだが、被検者の住所を見ると「○○荘×号室」というのが非常に多い。地域の小さなクリニックで無料検診を受ける層を見たような気がする。ちなみに地域検診は病院ではやらない。病院ドックの内視鏡に何万円か払える層、診療で自己負担3割でちゃっかり検診を受ける層とは明らかに違う被検者だった。