Oscar the Grouch
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2010.04.30 20:06 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 1

いつもの仕事のつもりが

午前中はアルバイト。開業医さんがCTとかMRIとかを撮りたいときに依頼してくる第三セクターの検査施設。連休谷間だというのに予約の患者は全員来る。すばらしい。来週の予約の依頼用紙を見ていたら、意味不明のオーダーが。医事課職員(この人たちが開業医さんの予約を直接受ける)に「これを依頼してきた先生、どんな人?」と聞いたら、「やっぱりそれ変ですよね。でも、木曜の夜しかクリニックが開いていないので、連絡がつかないのです。」???依頼元の先生は御歳83歳。謎のクリニックですな。

午後病院に戻ったら、山のような数の検査が待っていた。しかも、皆所見あり。「ずーっと調子が悪かったけれど、連休に入ってしまうとまずいので、今日、這うようにして病院に来ました。」という感じがCT画面から透けて見える。主治医になってしまった先生方、ご苦労さまです。

しかし、ちょっと前までは外来担当医の前では「できる検査は皆お願いします。」と見栄をはって、検査室や会計で「高い、やりたくなかった!」とごねるパターンが多かったが、このところ、「いや、ずっと検査を勧めていたのだけれど、『高いから』と断っていた患者さんなんだよ。やっと説き伏せて検査したらこんなに悪くなってて。」と主治医の嘆く患者さんが多い。不況もここまで来たか。

 

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2010.04.29 20:54 |  グルメ / お酒  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

マネとモダン・パリ展

午前中は父を引っ張って紀伊国屋へ。注目のキャベツは一つ500円でした(買わず)。 

午後はマネ展に、亭主と。タダ券貰ったので行ってまいりました(どうやら抽象度が非常に低いので、亭主は好きらしい)。私にとってもマネはそこそこ好きな画家です。

三菱一号館美術館は、やはり場所の制約が大きい。狭いのです。一丁倫敦展のときはあまり感じなかったのですが、部屋が狭い。版画や写真、小さな工芸品の展覧会には良いかも。

「とモダン・パリ」とあるだけに、マネの時代のパリの写真や同時代の画家の風俗画も展示。意図はわかるのですが、「オランピア」も「草上の食卓」も無いマネ展は若干寂しかったです。

展覧会に行く前には一号館のカフェでお茶(いや、ワインとサンドイッチでしたが)。亭主はここで貸し切りパーティーをしたいらしく、何やら聞いていましたが、直接の予約は受け付けないそうです。三菱関係の企業を経由しての予約がgoodらしいです。御参考までに。

展覧会のあと、亭主お勧めの新丸ビルのパン屋でお買いもの。充実した一日でした。

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2010.04.28 21:04 |  診療  |  仕事 / 職場  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

視診・触診・聴診

私も含め放射線科の医者は病歴のちゃんと取れない医者、視診・触診・聴診がちゃんとできない医者が、どんなに画像診断を正しく語っても馬鹿にする人が多い。私の観察によればこれは米国でも一緒。だから、ハンマー一つで変性疾患を診断してしまう神経内科のベテランともなると放射線科の尊敬を一身に集めるため、入れにくい検査の予約もすぐに入っちゃったりする。

本日「○○という医者にかかったら、舐めるようにじろじろ患部を見られて、しかも触られた。あれはセクハラである!」という苦情が。苦情の主は20代女性。全員が「これは看護婦のいない所で胸かおしりを診察したな。何と迂闊な」と思ったら、患部は腕…。

「ここに腫物が」と言われたらしっかり見て、触るのは診断の基本じゃないの。確かに○○先生は風采の上がらない(若干ネトッとした感じの)中年男性ではありますが、それはひどいんじゃないの!

と、男性陣は憤慨したのですが、若い看護婦さんたちは「その気持ち、若干わからないでもないですよねー。」だって。裏切り者!

でも循環器の先生によると、若い女性はなるべく聴診しない、する必要があるときでも、脱がせない(!?!)というのは今の常識なんだそうな。「えー、学生の時、ナントカ弁のナントカという雑音(内容はすっかり忘れた)はブラジャーとらせないと聞こえないから、きちんと脱がせろ、って習ったじゃないの。」「いいんだよ、必ず脱がせるなんて評判がたったら患者減るし、女性技師にエコーやってもらったほうが儲かるしね。」

かくして医療費は高騰する。

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小惑星イトカワの探査に行った「はやぶさ」の物語。東大の航空宇宙研および糸川教授のことから書き起こしているので、戦後間もなくから話は始まります。糸川英夫ってバレーを習っている変人教授だとばかり子供のころには思っていたのですが、凄い人だったのですね。権力闘争(東大内部のではなく、政治家との)に敗れてロケット開発の表舞台から退いてしまったのだそうです。

と、ここまで読むだけでも読みごたえはありましたが、ロケット「はやぶさ」が何を目的としたか、そしてその開発から研究者達は何を得ることができたのか、がよくわかりました。

著者自身も理系の研究者らしいのですが、こういう人が仕分け人に研究開発の意義をじっくり説明してあげたらどうでしょうね。

はやぶさ 不死身の探査機と宇宙研の物語 幻冬舎新書

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2010.04.26 23:06 |  仕事 / 職場  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

お土産

マイミクさんの日記で、「帰省した後、職場のお局さまに暗にお土産を要求される」と。要求されるのは若い女性の医者で、要求するのは受付。ありそうな状況。

普通、私は職場にお土産は買いませんね。重いし、嵩張るし、「名物にうまいもの無し」だし。よっぽど受けそうなものを見れば買いますが。(第一、学会はいつも横浜だし。)

ああいうものって、必要なのですかね。もらえば嬉しい、というのは分かります。でも、もらわないから、恨むってもんでも無いような。

そこで思い出した。今の病院に来たばかりのころ、「技師長はどこか行っても自慢話ばかりで何も買ってこない。」と悪口を言っている技師がいたっけ。じゃあ、自慢しないから良いかと言うと、今度は「こそこそ行ってお土産も買ってこない。」うーーん。まあ、当時の技師長は嫌われていましたからねー。

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2010.04.25 17:27 |  生活 / くらし  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

披露宴

若い友人の披露宴に。新郎は中井貴一に似たハンサムな外交官。

で、私のテーブルは6人のうち3人が外国人。一人は片言の日本語&スペイン語、もう一人はフランス語&日本語(&後から判明したがスペイン語も少し)、最後にやってきた一人は中国語、日本語&英語。片言の日本語の飛び交う不思議な席でした。非日本人の顔をした人たちが日本語で語り合うって本当に不思議な光景。

フランス人は「日本の70年代のロック(そんなものあるの?)」を研究している大学院生。うーーーむ。

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2010.04.23 22:04 |  映画 / 音楽 / 読書  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

思考の整理学

本日は赤坂デリリウムカフェで亭主とお夕飯。ビールもおいしいけれど、店員教育が行き届いている。

本日読んだ本は、 

思考の整理学 外山滋比古 筑摩書房

「私は発想をこうやってためます、あるいは発展させます」的なことを列挙した本。間に故事来歴が入っています。どう考えても高校生あるいは中学生向きの本だが、なぜか「東大・京大で一番に読まれた本」というオビがついていて、感想が書いてある「大学やその先で求められている学びに対する姿勢がわかった気がする」なんて…。今の大学生ってこんな???

こういう知的(?)ハウツーものが対象としている読者は、ここに書いてあるようなことはとっくに自力で何とかしているはずだし、何ともできない人にはこういう内容は必要ないだろうと思っていたが…。いやはや、大学生が感心して読むとは世も末。

…この人私の出た中学の英語の先生だったらしい。

 

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2010.04.22 20:03 |  開業 / 病院経営  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

院長先生のお話

院長はもともと話が長い。相談に行くと、自分の話したいことだけ語り(それも相談事とは全く別の)、相談者は「???」と思いつつ退出、というのは日常茶飯事。本日はその院長の年度初めのお話。朝、看護師数人に「話を短くさせてくだい!!!」と詰め寄られる。わたしゃ院長の御守り役じゃ無いよ、と思いつつ、事務長に電話。返事が、「2時間と言うことは無いと思いますが、1時間は見てもらわないと…。私も辛いんです。」

80分話しました。

皆、どこが話の焦点だか分らなかったらしい。私はちゃんと読む本を持って行ったので、そのような事には煩わされずに済みましたが、本があまり面白くなかったので、寝てしまい、有用な時間とはなりませんでした。

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2010.04.20 20:14 |  生活 / くらし  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

Architecture as Frame

人間って、そんなにそれぞれ変わった生活の仕方はしないものだ。都会の独り者の勤め人の生活パターン、郊外の核家族、など、それぞれ最低限必要なもの、手をかけたい部分、というのはあまり違わないだろう。だから、大量生産のプレハブ住宅で満足しているし、出来合いのマンションでも内装の色味くらいしか注文をつける人はいない。

勤め人生活の40年ちょっとのあいだ、型にはまった生活パターンをする人が大多数。だから、とんでもなく先端的な家を提示されても、どうやって使いこなしたら良いのかわからない。でも、従来の枠をちょっとはみ出たくらいの暮らし方の提案をしてくれて、それが楽しいものだったら、本当に「良い住まい」に当たったと言えるのだろう。

友人の建築家から作品集の本を頂いて思ったことです。版が小さいのが残念ではありますが、楽しめます。 絵画や彫刻の人は自分の作品を言語化できないあるいはしない人が多いのですが、建築をする人は饒舌な人が多い。にもかかわらず、ほとんど解説の無い本。

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2010.04.19 22:18 |  生活 / くらし  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

arrimar el hombro

文字どおりには「肩を寄せる」。「力を貸す」とか「労を惜しまず働く」というスペイン語の表現。日本語では「手を貸す」と言うが。「なんだか重いものを運んで一生懸命働くという感じが出ていないか?」とスペイン語の先生。

で、思い出したのが聖クリストフォロス。スペインではCristobalと言うらしい。幼児キリストを肩に乗せて川を渡してやったという聖人。あまりに子供が重いのでびっくりしたが、それはキリストが全世界を背負っていたから、という話。

正式な(バチカンの認める)聖人では無いらしいのだが、その土俗信仰をひきずっているような感じが面白い。

「巨人の肩の上に立つ」という表現もありますよね。こちらは英語圏の表現かと思っていたら(ニュートンの言葉だと思っていたので)、ラテン語の古い表現らしい。「自分の学問は先達の業績の上にあるので、遠くまで見渡せた」くらいのニュアンスらしいです。

 

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