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「舶来屋 幸田真音 新潮社」
サン・モトヤマの創業者の一代記。昔この人の一代記が書かれて(舶来屋一代 上前淳一郎)とても面白かったので買ってみました。兵隊として行っていた中国から命からがら帰って来て、闇屋からブランドものの一流店を築き上げるまで。そして、エルメス、グッチなどの一流品を輸入できるようになったものの、それぞれが自前で日本に進出するようになる。それでは、というので「エトロ」をブランドとして確立させる、と言う話です。
一度税関で逮捕されたことがあるというのは前の本にも出てきましたが、「購入資金のドルをどうやって手に入れたか」を追及されたとは記憶になかった。人脈のおかげで助かった、ということもあったのでしょう。(私の妹は『昔は1ドルが360円で持ち出し制限もあって、海外旅行は大変だったんだよ』と、若者に説教したら『やだなー、カード持ってけば良いじゃないですか』と言われたそうだが。)
でも、どうして本名では無く、フィクション仕立てにしたのか?自分探しをする若者二人が狂言回しとして出てくるのですが、これが余計な感じ。そうでもしないと上前の本とかぶるところが多すぎるからなのか?
でも、30年前はブランド物って輝いていましたよね。円が強くなって、自分も社会人になって、手が届くようになったら熱が冷めてしまった。

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