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超・格差社会アメリカの真実 小林由美 文春文庫

単行本のころから気になっていた本なのですが、最近著者が同窓だということを発見。買ってみました。読みごたえあります。ただ、文庫版だと図表が小さくて非常に見づらいのが残念。

アメリカにはその歴史から本質的に格差社会になる傾向があること、産業が一次、二次産業から投資中心になって、もともと資産のある人がさらに得をする構造になっていることが豊富な資料をもとに語られます。そして、国の力である基礎教育がくずれかけており、そのお金のかかる基礎教育を外国で受けてきた人たちが移民として新しい成功をおさめる傾向にあることなど。

「格差社会」は具体的な例をあげて感情的に語られやすい主題ですが、この本はなかなか迫力があります。文庫版では最後にリーマンショック後のアメリカと、筆者の日本への提言が付けられています。「外国に住んで日本を見ている」ということが筆者にこの本を書かせた原動力なのだ、ということがよくわかります。

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