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告白 湊かなえ 双葉社
体力と気力が吸い取られるような大江健三郎のあとは、頭のお休みにこれを。筋立てが面白いし、数時間で読めます。美容院に持っていく本。ただし、単位体積当たりの活字数で言うと,割高な本です。私はハードカバーなら上下二段に小さな字で組んである本がお得感があって好きです。
本書は2008年週刊文春の「このミステリーがすごい」の第一位。4歳の娘を殺されたシングルマザーの教師の復讐物語です。といっても、あまりカタルシスのある話では無いです。
もう一つ話題になった別のランキングで一位のゴールデンスランバーも我が家の書斎で出番待ち中。次回の美容院はこちらかな。

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万延元年のフットボール 大江健三郎 講談社文芸文庫
高校か大学時代に一回読んいるのですが、すっかり忘れていました。四国の山の中の村と障害児がモチーフになっているのはいつものことですが、筋立ての複雑さと構成の見事さは代表作と呼ぶにふさわしいと思われます。「その他大勢」の恨みと行動を書かせると、上手い、と思うのもいつものことです。
結構筋立てが面白いので一気に読んでしまいました。これと最近の作品を比べると、「こういうものを書くには若い時の体力と気力が必要なのだろうな。」と思えます。

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腹部のMRI 第二版 荒木力編 メディカル・サイエンス・インターナショナル
第一版のときにはあまり魅力的とも思いませんでした。当時は日常検査として上腹部のMRIの占める割合が、当院でも余所でも少なかったためかと思われます。第二版は一般的な最低限の理論と注意すべき点の項目も充実しており、マニアックと感ぜずに読むことができます。
一般病院にも適した一冊と思われます。

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クイズでワイン通 葉山孝太郎 講談社
いま、ワイン関係のお店に山積みになっています。おすすめです。まあ、蘊蓄本ではあるのですが、お酒を過度に重要視しない、でも楽しいよね、というスタンス。それと舌をかみそうな固有名詞が出てくる部分はちょっとです。お店で進められたものを飲むだけでなく、じゃあ、ちょっと買ってみようか、と思う方には(別にお買い物の参考にはなりませんが)お勧め。
私にはあの有名マンガ「神の雫」もちと辛かったのですが(設定上しょうがないのですが、登場人物たちの酒への入れ込み方が過剰な感じがして)、これは大丈夫。
友里征耶さんのブログで紹介されていたものです。

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ひょんないきさつで借りて読むことになってしまったエリザベス。あのイギリス女王の話です。あまり自分では買って読みそうも無いジャンルですが、でも、とても面白かった。イギリスの人は歴史小説が好きだそうですが、ノンフィクションでも結構面白い。全体の構成は「小さい頃から苦労(生命の危機も何回か)して育ち、かつ当時最高の教育を受けたエリザベスは、待つことと中庸を知り、上手く部下のパワー・バランスを操り、イギリス女王となりました。」と言う感じ。即位してからの部分は短いです。
これに絵を載せようと思ってアマゾンで「エリザベス」を検索したら、人気ジャンルらしくずいぶんヒットしました。

エリザベスー女王への道 デイヴィッド スターキー 原書房
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スペインを追われたユダヤ人 小岸昭 人文書院
同じものがちくま学術文庫からも出ているらしい。
1492年にスペインから追放されたユダヤ人(セファルディ)の話を軸に、ヨーロッパ留学(本拠地はドイツだったらしいが)の思い出を絡めた本。この辺に興味のある人にはおすすめ。
スペインを追い出されてポルトガルの辺境に逃れたユダヤ人たちは、1900年代の初めにドイツ人(ユダヤ系)技師に「発見」されるまで、自分たちを世界でただ一箇所残ったユダヤ人だと思っていたそうだ。
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お年玉年賀はがきの抽選で切手シートばかり12枚も当たった。二人合わせて何百枚も年賀状を戴くのに、切手シート以外は当たったことが無い。昔妹の小学校の先生に一等が当たったと聞いたことがあるが。
ところで放射線学会地方会から「親展」のお手紙が。わざわざ親展にするとは他人に見られると恥ずかしい内容か?会費滞納通知とか…。と、恐る恐る空けてみれば、「学会ホームページ閲覧のためのパスワードだった。なーんだ。
下は今年の切手シート。
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恒例の大学同窓会と叙勲祝賀会がハイアット・リージェンシで。叙勲される同窓は地方で長くやってきた方と、学会で偉くなった方。地方の先輩は若い時にはそれなりに野心などもあったのだろうが、仙人に近くなっておられる方が多い。祝賀パーティーは立食なのだが参加者の平均年齢(私が若い方)を考えると、ローストビーフや揚げ物はいかがなものか(毎年食事がすごく余る)。そもそも立食で食べる、ということをしない人も多い。
その後亭主と伊勢丹・京王を回る。私の洋服と、日本酒を買って帰る。夜は蕎麦屋へ。
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ちょいデキ! 青野慶久 文芸新書
あのサイボウズの創業時のメンバーで現在社長の書いた、毎日が楽しくなる本。この社長はコンピューターおたくでコミュニケーション能力にたけている、という人のようです。
なんでこんな本を買ったのか思い出してみると(私は活字が切れるのが心配で、読んでいない本のストックが何冊か常にあるので買ったきっかけが不明のことが多い)、たぶん糸井重里が紹介していたのだと思う。
説教臭くなく、「自分にもできる」、と思わせる切り口が面白い。私の年代の人が読んで感心しているようでは情けないけれど、ちょっと躓いている若い後輩に読んでほしい本です。でもこんな常識人がITベンチャーの社長で良いのだろうか?

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ヨーロッパ読本 スペイン 碇順治 編 河出書房新社
スペイン語の通信講座を受けている学校(イスパニカ http://www.hispanica.org/)の紹介で買った本。歴史の本は多くありますが、現代スペインがどんな所か(学校教育のトレンドとか、ビジネスマンの生活、医療から宗教まで)を知りたい人にはとっておき。観光ではもちろん、住んでいても生活形態によってはよくわからない現地の実情がわかる本。役に立ちました。妙に学問くさくないところが私好み。興味のある所だけ拾い読みしても大丈夫な構成です。

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