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まだワープロがそれほど一般的ではなく、ウィンドウズなぞ影も形も無かった頃、そして道には恐竜が歩いていた頃…。教授が私を含め数人の医局員に言ったのでした。「世間にはワープロは失礼だ、などと言う人がいるが、君達の手書きは失礼だからね。」なるほど。「あの、報告書が読めないのですが。」という電話を受けた同僚もいたっけ。
で、先日。某有名病院の有名医師の名で私に薄い宅急便の封筒が届いた。研究会案内にしては厳重な、と思ったら何と中身は私のノート。その病院で開かれたセミナーに忘れていったノート。表紙には名前がローマ字で書いてあったからね。セミナーの参加者は60人程で、当日全員出欠をチェックしたから、誰のだかすぐわかった筈。
私はレポート用紙をあまり使わず、メモや原稿をノートに走り書きしておく癖がある。今回送られてきたノートにも学会教育講演の内容を薄暗い中で殴り書きしたものとか、英文抄読会の簡単な和訳とかが、とても高等教育を受けたとは思えない字で書きなぐってある。
…このノートの中身、見られたのかなー。見たでしょうねー。赤面。
今回の教訓:「物には名前を書かない。」
実は本日humbertoさんからきれいな手書きのお手紙をいただいて、思わず思い出してしまった先週の出来事でした。
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