Oscar the Grouch
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/02 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック

2008.02.23 13:21 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 3

メタストロン

後輩が大学でストロンチウム療法(メタストロン)を始めた。

適応を選ぶとQOL向上に良いのだそうだが、薬代が30万ほどかかり、手技料がほとんど無いので儲けが全く無い上、DPC病院で入院患者にやると大赤字。

新しい治療法だというので、新聞に取り上げられたら電話がじゃんじゃん、患者も山の様。外来は身の上相談をやっているのだか、ほかの医者の悪口を聞かされるのだか、というありさま(想像つきますよね)。

で、その中に混じっていた患者さん。進行した肺癌。「手足が痛いんです。そしたら骨転移だからホスピスに行ってくださいと主治医に言われたのですけれど、この痛みをなんとかしたい。」そもそも骨シンチでは転移らしき所見は無い。関節炎所見のみ。で、よーく話を聞くと「朝、手足がこわばるんです。特に痛いのは関節です。」

そう、リウマチの痛みなんです。で、膠原病内科に紹介状を書いたり…。病院の機能分化が進んだ結果、急性期病院では悪性腫瘍末期の患者を診たがらなくなったので、「転移」という言葉が頭をよぎったとたん「ホスピス行って」という医者が多くなったらしい。

「私って難民患者の相手をしつつ病院の赤字を増やしているだけですよね。」と言っていた。

固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)