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2008.01.27 15:20 |  診療  |  映画 / 音楽 / 読書  |  Oscar the Grouch  | 推薦数 : 0

死因不明社会

死んだら原因検索を!、解剖に全身画像診断を加えることによって、効率の良い死因検索を!と言う内容の本です。死後CTの診断の基礎を勉強するつもりでオートプシー・イメージングの本を読んだときに、彼の主張もしっかり読まされたのですが、それを一般向けにした本。おっしゃることの重要性はよーくわかりますが、そんなことにお金出してくれるところがあるわけ無いじゃない…。

著者が危惧しているのは、「解剖にはお金がかかるから、CTやMRIで済ましてしまおう。」という安易な姿勢。でも、現場はもうその方向に向かいつつあります。昨年、救急でやってきて数時間でお亡くなりになった新患。「監察医務院に電話したら『CT撮影して何とか死因わかりませんか。こっちも手薄なんで。』と、泣きが入ったわよ。」と同僚が言っておりました。

解剖する医者が日本にはほとんどいないのに、「モデル事業」(医事紛争になりそうなケースを第三者の中立的な医者が、カルテと解剖所見をもとに判定するもの)なんて、うまく行くわけないじゃない。(同じ事を福島県立医大の先生がおっしゃっていました。あそこは県立大野病院事件があったから大変。)

興味のある方は文光堂 オートプシー・イメージングもどうぞ。

 

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