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本日地下の売店にジュースでも買おうかとぶらぶら歩いていったときのこと。売店手前の床屋さんでの扉が大きく開き、女の人と床屋のおじさんが大論争(に見えた)。ふっとそちらを見たらおじさんと目が合って「ああ、先生、良いところに!」と無理やり腕をつかんで引きずり込まれたら、なんと床屋の椅子にはどう見ても死んでいるおじいさんが…。
女の人は「お父さんが息していないんです!!!」・・・確かに。
で、私にできる唯一のこと、院内緊急コールダイヤルしました。ところが、この番号は数年前に1回使用されただけなので、防災センターの人は「はあー。」と頼りない応対。
で、再びおじいさんに注意を向けると、「お父さんを車椅子から床屋さんの椅子に移したら、息していないんです。」(もっと前から息はしていなかったんじゃないかな。だってこの人もう手は冷たいし、瞳孔散大してるし。)ほかの医者がわらわら集まってきて、でも、誰も動けない。点滴もアンビュも無いと、結構手持ち無沙汰なものです。患者さんはどう見ても死亡しているようだし。後ろのほうにいたMEさんが、「あのー、心マして良いんですよね。」とマッサージはじめましたが。
結局「この状態ではいつ亡くなっても不思議はありません。」と言われていた患者さんだったらしく、たいした蘇生努力もせずに、死亡確認となりました。でも、私はすっかり「縁起の悪いやつ」と言うことになってしまった。数年前に売店で私の目の前で患者がてんかん大発作を起こした、という事件を記憶していた同僚がいたもので。
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