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2008.10.27 12:05 |  診療  |  医療制度 / 行政  |  papa  | 推薦数 : 2

外来患者のリストラ

上司の指示で外来患者のリストラを始めた。

これまで、「来るものは拒まず」で診療していたら、当然のことながら患者が増え続けた。

上司の言う病院のありかたとは?

一言で言うと、開業医では診ることのできない患者に対応すること。

具体的には

急患…救急車で来るような患者

入院を要する患者

治療に難渋する患者

などなどである。

では、どういう患者をリストラするかというと

病状が安定していて、治療方針が決まっている患者。外来に診察にきても、「変わりありませ~ん」と言って前回と同じ薬を処方する患者。

とりあえず、具体的には、

高血圧と脂質異常症の患者で、数値が安定しており、ずっと同じ薬を処方している患者

を診療所へ逆紹介することにした。

患者への説明としては、

「外来患者数が増えて、具合の悪い患者さんを診療する時間がありません。あなたが具合の悪いときにはこちらで診ますので、かわりがなければ普段の診療をお近くの診療所でお願いします。」

しかし、患者にとっては病院にかかっていた方がメリットが多い。

例えば、複数の科(内科と眼科とか)にかかる場合、1か所、同日で済む。

また一般論として、開業医は収入を重視しているため必ずしも必要でない、検査や治療を行う傾向がある。再診料で稼ぐため、慢性疾患にもかかわらず1回に2週間分程度しか薬を処方しないところも多い。

さっそく診療所へ逆紹介した私の患者から病院に苦情がきた。

しかし、厚生労働省は病院と診療所の役割分担として、このようなことを支持しているのだそうだ。

先日、東京都内で妊婦が病院に受け入れてもらえず、死亡したという事件があった。もっと早く受け入れていれば死なずにすんだかという議論は別として、軽症の患者がなんでもかんでも病院にこられたのでは、病院の医師は忙殺されてしまい、救急診療に手が回らなくなる。

医師の数は急には増やせない。

今できることからやっていかなくてはいけない。

患者もルール、マナーを守ってほしい。

(患者様なんていうのはやめたほうがいい、患者=お客様ではない)

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