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呼吸器科に通院中の中年の男性。
たまたま測ったCKが500くらいの高値を示し、循環器科へ紹介されてきた。
自覚症状なく、心電図異常なし。トロポニンT陰性。
1週間後にもう一度検査したが、CKは横ばい、心電図異常なし。
心筋由来ではなく、骨格筋の破壊によるものと考えた。
筋肉痛や筋力低下がないかしつこく聞くも、患者は躊躇なく否定する。
筋症状はないが、筋炎などの自己免疫疾患を考え、膠原病科へ紹介した。
後日、返事がきて…
診断は、甲状腺機能低下症。患者はさらに内分泌科へ紹介されて治療が開始されたという。
う~ん、まいった。
見たところ、ぼてっとした風貌でもなかったし、思い浮かばなかった。
CKが高いとまず心筋の病気を鑑別しなければ、ということで循環器科に紹介されてくることが多い。これからは心臓でないときには、甲状腺機能検査を行うようにしよう。
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