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2006.05.22 16:37 |  診療  |  papa  | 推薦数 : 1

an atypical patient

今日は、外来患者63名診察。疲れた~。待ちきれずに出直すと言って帰った患者も1名いた。

その中で、変わった新患がいた。

弟が42歳で急死したショックで具合が悪いという兄。

血圧170/110

弟の死因は脳内出血だという。酔って部屋に寝かせておいたら次の日布団で死んでいたというのだ。

警察は検死しただけで、解剖はしなかったとのこと。

「死体を外からみただけで脳内出血ってわかるもんですか?

おいおい、セカンドオピニオンですか?

ちょっと慎重に考えたが、私の答はNO。遺体を外からみて脳内出血はわからないだろう。

患者(兄)への説明

警察も殺人の可能性とかあれば、解剖しただろうけど、事件性がなければ、解剖しても死んだ人が生き返るわけでもなく、家族のメリットはない。だけど診断名がないと死体検案書が書けない。この場合、心筋梗塞だったかもしれないが、死体を切り刻んで調べる必要もなかったんだと思う。

 兄さん、納得して血圧148/100まで下がった。

家庭内血圧を測って、高いなら再診するように説明して終了。

と思いきや、「先生から診て、数ヶ月の自宅静養が必要という診断書を書いてもらえますか?」

返事

ショックで仕事が手につかない気持ちはわかるが、それは無理!内科的には、仕事が出来ないほどの病気ではないから、どうしてもというなら精神科を受診しなさい。でもあなたは元々精神病なのではなく、近親者の突然の死で反応性に精神不安定状態になっているのだから、時間がたてば元に戻る。どれくらいの時間かは個人差があるので何ともいえない。

弟の死まではなんともなく普通に仕事をしていたという患者の弁を信じればこういうことだが、それにしてもちょっと変な患者でした。

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