Dr.川畑信也講演より
投与の条件
①身体的要因 脱水、発熱、睡眠障害、食欲低下、合併疾患がないか
②周りの生活環境に問題はないか
③患者さんへの接し方は適切か
④服薬の管理と薬効の分かる人が介護しているか
投与の方法
①最少容量から始め漸増、
②なるだけ単剤で治療
③服薬回数を減らす、可能なら朝1回
④生活に困らない程度の薬効で良しとする
⑤過剰作用、副作用に注意 転倒、パーキンソン症状など
⑥改善後の減量、中止を視野に
⑦薬効が期待出来ない場合、専門家に紹介
陽性症状:幻覚、妄想、暴力、暴言、徘徊、不穏、譫妄に対する薬物
非定型抗精神病薬
リスぺリドン(リスパダール) 0.5mg/夕食後 1~2週毎に0.5mgずつ増量最大2mgまでとする
セロクエル 12,5~25mg/夕食後から開始12.5~25mgずつ増量最大100~150mgまでとする。糖尿病には禁忌。
ハルシオン、レンドルミン、リスミー、サイレース、ドラール、ユーロジン、ベンザリン等を併用する。
カルマバゼピン(テグレトール) 50mgを夕食後か就寝前に開始し1週毎に状態で増量、200mgまで、判断で50mgから150mg前後を適宜選択投薬。
昼夜逆転 、夜間譫妄、夕暮れ症候群
ベンゾジアゼピン系睡眠薬から抗精神病薬
抗うつ剤
ミアンセリン(テトラミド) 10mgから開始し10mgずつ増量30mgマで増量する。効果発現までに2~3時間かかる。効果不十分のときは就寝前にマイスリー5mg~10mg
非定型抗精神病薬ーリスべリドン、セロクエル 定型型抗精神病薬ーセレネース、グラマチール べンゾジアゼピン抗不安剤系は期待できない。
陰性症状 意欲が無い、自発性が無い、関心の低下、抑うつ、感情鈍麻、拒食、拒薬
SSRI,SNRI
パキシル、ルボックス、トレドミン(排尿困難に注意)
焦燥感、不眠が強い
レスリン 鎮静作用が強い、起立性低血圧に注意三環系抗うつ剤 高齢認知症には副作用が出やすい。心伝導障害。霧視
抑肝散は抑制的薬物である。
不穏、焦燥など陽性症状に効果。
処方例の実際
毎食前 三包
朝、昼半包 夕一包
半包~一包頓服
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