ナチスの強制収容所の生々しい体験から、非常時に有って生きながらえた人と、無念にも死を迎えざるを得なかった人との差は何処に有ったか。心理学者のフランクルは『夜の霧』の著書の中で生死を分けたのは心の持ち方であったと述べている。苦境に追い込まれた時の心の持ち方として状況を受身的に捉えて『人生から何が期待できるか』ではなく、積極的に『人生が何を期待しているか』を前向きに考えることが大切である。
バレンタインデーの贈り物 ~from my best partner

私は終戦の年の生まれである。私が生まれた時には、すでに父は戦死してこの世にいなかった。終戦日8月15日の2日前にソ連軍の満州侵攻で亡くなった。私は、その年の10月に生まれた。その1年後に、アメリカの対共産化対抗作戦の中で全日本人本国送還計画により生命の危険に晒されながらも何とか父の故郷に帰れた。父の遺伝子は私の中に宿りその灯火は何か偉大な力に守られながら何万里の道のりと海を渡り故郷にたどり着いた。今、私は医者として父の帰りたかった先祖代々の土地に診療所を建てて父の世代のお年寄りの命を見守り、見送りながら既に16年が過ぎた。いまさらながら私の生まれた時の運命の過酷さを思うに付け自分の今ある命に驚いている。死んだ父の魂が私にエネルギーと使命を与えている気がしてならない。私は誰にでも、私のクリニックの建物は父のメモリアル、ストーンであると言って憚らない。
受験生頑張れ。天神様と春をつげる梅。
