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2009.12.10 22:18 |  診療  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

自然は素晴らしい。

 病原性が弱いからこそ感染が広がる。病原性が強ければその場で宿主が死んでしまい周りに広がりようが無い。私が主張し続けていた様に多くの人が不顕性感染を経て自然に免疫を獲得している病原性の弱い新型インフルエンザはそろそろ終焉を迎える。ウイルスを持った人と接触した事もない入院中の人が死亡してウイルス検査をしてみるとA型インフルエンザ陽性が出ている。それほどにウイルスはあらゆる場所に蔓延しているのである。世界のデータからは今後、このウイルスが再燃する事は無いと考える。勿論、今後はアブラムシのように暗躍する季節性インフルエンザの流行は警戒しなければならない。私は大病院を退職し開業した。外科医だったので勤務時代に市井で流行る感染症を診ることも無かった。そのため感染症に対する免疫が殆ど無かったためと考えているが開業当初はすぐに流行の風邪や胃腸炎にかかった。特に初めての冬にはインフルエンザに罹ってしまい大変な思いをした。今は患者さんからのウイルスを貰っても軽い症状は出るが1日でけろっと治ってしまう。患者さんから移される度に創り上げてきた免疫のお陰である。かって癌の除去をこれでもかこれでもかメスを使って試みてきた取りきれる物ではなかった。所が抗がん剤など薬物に反応する癌は瞬くうちに反応し小さくなり消えてしまう。免疫はこれと同じで一日の内に全身にばら撒かれたウイルスなり病原体を処理するのである。自然の仕組みは素晴らしい。これに比べ人間のすることは余りにも頼りない。

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2009.12.10 08:36 |  診療  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  でんさん  | 推薦数 : 0

ワクチン政策の齟齬

 今度の新型インフルエンザの年齢による感染率の相違は2~3年前に若年者の間で流行した麻疹と似通っている感じがする。つまり予防接種の体制に関係があるのではないか。麻疹の場合には定期接種の中断した時期に生まれ育った年齢層に多発したのである。インフルエンザの場合は年齢が高いほど感染しにくい傾向がある。これには過去にA型インフルエンザの流行に関係して自然免疫のついた多くの人の存在もあるが1978年に前橋医師会がインフルエンザ集団接種は流行を抑える効果は薄いと結論付けた前橋レポートが影響しインフルエンザ接種が後退した影響も大きいと考える。現在は65歳以上の年齢層には自治体の補助で季節性インフルエンザの接種が行われ殆どの住民が受けているために類似性のウイルスに対する免疫が出来ているのではないかと考える。

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