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 心筋炎(myocarditis)は心臓の筋肉、「心筋」にウイルスなどが感染、炎症を起こして心機能が低下する病気です。風邪症状や消化器症状で始まりますが、やがて動悸、胸痛、呼吸困難、むくみ、顔面蒼白、チアノーゼ、不整脈、失神発作、四肢末梢の冷感、関節痛、筋肉痛、発疹といった症状が出現してきます。急性心筋炎の急性期に(発症1週間)、体温と比例しない速脈や呼吸困難、四肢の冷感、胸部圧迫感などとともに低血圧症状があらわれたりすれば、心筋炎を疑う必要がある。
 小児の心筋炎は急速に容体が悪化しやすい傾向があり、警戒が必要です。インフルエンザウイルスによる心筋炎は、「季節性」ではあまり起こらないですが、「新型」では報告があります。新型インフルエンザに伴う心筋炎は、頻度としてはまれのようですが、風邪症状や消化器症状が先行し、脈が弱かったり元気がなくぐったりしていれば、重症の兆候なので、急いで医療機関で受診する必要があります。
心筋炎では心不全、不整脈などに注意が必要です。心臓は命に直接関わる臓器であり、自己判断は絶対にしない。

診断

 血液検査を行い、ウイルスに感染しているかどうかを調べます。その他、心電図検査、胸部X線検査の他に、心エコーで、心臓のポンプ機能の働きや、心室の拡大の有無などを調べる。

治療

 心筋炎の治療は、自己判断で風邪薬を服用すると心筋破壊を進めてしまうことになるので心筋炎と診断されたら原則として入院して治療に取り組まなければいけない。入院治療の目的は、合併症を防ぐ対処療法が中心になる。

神奈川県厚木市の女性(51)基礎疾患はなく、死因は感染が引き金となった急性心筋炎の可能性が高い。13日に発熱やせきの症状が出た後、19日に両足の筋力が低下したと訴えて入院。20日朝に呼吸困難と胸の痛みがあり転院した後に死亡した。死後の遺伝子検査で感染が判明した。


 

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