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< インフル流行状況 | メイン | ワクチンで不安解消を急げ! >

普通の季節性インフルエンザの流行パターンは冬に患者が急増して夏には姿を消す。ところが1957年のアジア風邪では6月に感染が始まり夏に流行している。今回の新型インフルも同じパターンを取っている。季節はずれと思われる夏に新型インフルエンザが流行する理由として季節性インフルエンザの場合は過去に一度流行して、その後も毎年繰り返されて多くの住民がそのウイルスに対する免疫を獲得しており、たまたま免疫を獲得しそこなった人が罹る。人類が初めて遭遇する新顔の新型ウイルスに対しては誰も免疫を持っていない為である。一般的にインフルエンザは気温が低く乾燥している冬に流行する。それは冬の乾燥した環境下ではウイルスの殻が固くなり死滅し難くなるので人から人にうつり易いと考えられている。しかし季節性ウイルスも夏に完全に姿を消しているわけではない。沖縄では2005年以降、毎年のように夏流行している。東南アジアの熱帯地域では高温多湿の雨季に流行する。そのような状況から天候より人間の行動と関係がありそうだ。日本で冬、流行する理由は閉ざされた狭い場所に多くの人が集まり接触する機会が増える。一方、熱帯の雨季や沖縄の熱い夏にも人々が集まる機会が増え感染は広まる。今回の新型インフルはピークは9月終わりから10月と想定されている。季節性インフルと同じ冬の12月にピークがあるとの説もある。いずれにしても大流行は避けられない。感染予防を心がける事が大切である。

旅行など人が国内を行き交うとウイルスは広がる。それ故、連休明けには全国で感染者が増える。特に学校における集団感染は一時的に増える事が予想される。そうでない場合は今後の見通しは明るい。ピークは10月半ばで、その後流行は減少に転じる。新型インフルエンザは20代以下の若年層の集団発生が主となっている。10月に入ってから大学で新学期が始まると感染流行が始まる。現在の死者数は17人で日本での致死率は0.01%以下で非常に低く、通常の季節性インフルエンザに比べ遙かに少ない。これのみを報道するのは控えるべきである。5歳以下の小児、喘息保有者、妊婦、慢性疾患の人などハイリスクの人々は注意を要する。発熱早期に抗インフルエンザ薬の服用が原則である。高齢者は感染ハイリスクとは考えられないが、発病した場合は重症化する率が高い。重症化ハイリスク群である。感染率は低いが、それでも発熱した場合は早期に抗インフルエンザ薬の服用が望ましい。ハイリスク者が抗インフルエンザ薬を早期に服用するためには、発熱に気付いた後、早期に薬を処方してもらえる体制が必要。医師法20条では医師が薬剤を処方する際、原則として患者に直接会って診察しなければならないと定めているが、厚労省は「過去に直接診察を受けた患者に限っての措置なので、この規定には該当しない」と判断。5月と8月の2度にわたって新型インフルエンザ感染者の急増による医療機関の混乱を防ごうと、「再診に限り、電話による診察のみで抗ウイルス薬の処方を認める」都道府県に伝えた。これが現場には行き届いていない。あらためて周知徹底を図る。 対象者は、慢性疾患があり定期的にかかりつけ医の診断を受けている人、過去に発熱などの症状があり、同じ医師の診察を受けたことがある人。 処方せんは患者が希望する薬局に医師からファクスなどで送られる。患者には外出自粛を求め、家族らがタミフルなどの薬を受け取る。患者本人は医療機関に足を運ぶ必要がなくなる。

*幼児、妊婦、喘息、糖尿病、心臓病、高齢者など感染したら重症化しやすいハイリスクの人は発熱したら数時間以内には抗インフルエンザ薬を服用できる体制が大切。感染しやすいハイリスクの5歳未満の幼児は特に注意。

*現在の新型インフルエンザが流行しても恐れることはない。ただ必要な対策を強化することが重要。

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