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新型インフル感染者の増加は続いている。定点医療機関の報告から推計したここ一週間の患者発生数は約18万人。都道府県別では沖縄(13.38)、宮城(5.90)、東京(5.90)、福岡(5.50)、大阪(5.20)、北海道(4.88)、千葉(4.51)、長崎(4.16)、埼玉(3.95)、神奈川(3.92)の順に多くなっている。沖縄は減少している。北海道、宮城、首都圏、大阪、兵庫、福岡等の大都市を中心に増加が目立ってきた。47都道府県の定点当たりの報告数は1.00を超えた。最近のインフルエンザ患者の殆どが新型インフルエンザと推定される。感染者は5~9歳が最も多く、1歳以下は少ない。発病者数は多いが死者数は少ない。大多数が学校での集団発生で、市中の中高年感染は少ない。若い人の多い職場での集団発生が起きてはいるが頻度は少ない。10月に大学が再開されると、また学内での集団発生が起きる。大学祭、スポーツ大会等の集団行動の禁止が必要になる可能性も大きい。過剰な心配はいらない。基本的に通常のインフルエンザと同じかそれよりも軽症の場合が多い。5歳以下の子供、妊婦、喘息、糖尿病などの合併症を保有している人は発熱したら抗ウイルス薬を服用することが望ましい。 高齢者は感染率は低いが感染したら重症化する率が高い。やはり発熱した場合、薬を服用すべきである。 ところで日本の新型ワクチンの接種は季節性ワクチンと同時期になると思われるが厚労省は両者を同時に接種することを認めている。その場合の新型ワクチンは国産に限るが国産ワクチンの臨床治験報告はまだない。1回接種で良いのか、2回接種必要なのかも未定だ。日本は行政からの十分な情報が少ない上にマスコミは集団発生の報告や死者発生の恐怖を煽る報告が中心で4月の国内発生時のような社会的パニックの発生の恐れがある。今までと大きな変化は無いのでしっかりした情報を共有し対応するリスクコミュニケーションが大切である。