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< 予防できる死亡原因の第一位は? | メイン | 皆保険は守れるか? >

歴史上明らかにされている新型インフルエンザのパンデミックには大正7年~8年に世界規模の猛威を振るったスペイン風邪、 昭和32年~33年の中国に始まり香港を経て世界に広がったアジア風邪(H2N2)と昭和43年~44年の香港風邪の3つがある。スペイン風邪のウイルスの型は今回のインフルエンザと同じA/H1N1の呼吸器感染性の弱毒型であり決して全身型の強毒型ではなかった。2番目のアジア風邪の場合、死亡率はスペイン風邪の10分の1、6000人に1人で罹患者数も1桁小さかった。理由としてアジア風邪の流行時には医療進歩でインフルエンザの二次感染での細菌性肺炎に対する抗生物質があったからで、ましてや今回は抗ウイルス剤のタミフル、リレンザがある。また年内には一回吸入するだけで効果のある抗ウイルス剤も使えるようになる。濃厚接触しても抗ウイルス剤で予防も出来る。とはいえ誰にも免疫は無い。あまり甘く見ないほうが良い。手洗い、うがい、口腔ケア、マスク、体力保持など自己管理が大切であり、罹ったら早めに治療を受ける。大事なのは罹ったら他の人にうつさない、自分でインフルエンザ感染を終わりにする、自分が決して感染源にならない咳エチケットと受診に際しては決められた手順を守る事である。今回の場合は鳥インフルエンザのような全身感染性の強毒型では無い。二次感染に対する抗菌剤は数え切れないほどあるので基礎疾患を持つ人以外は慌てる事は無い。毎年流行している季節性インフルエンザでも基礎疾患を持つ人は注意しないと同じぐらいの確率で死亡するわけなので、マスコミがただバックグラウンドを考慮しないで死亡者数を強調して報道すべきではない。またスペイン風邪、アジア風邪、香港風邪の3つのパンデミックのいずれもが同じ地域での感染拡大は1ヶ月もすれば治まっている。この経験に学ぶ事が大切である。新型インフルエンザウイルスよりむしろ恐怖を煽る報道がパニックをを引き起こす。4月の二の舞にならないようにすべきである。医療者、行政、マスコミが連携して混乱が起こらないように情報の共有と正しい報道をする事が大切である。

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