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個人の努力で予防可能な死亡原因の1位が喫煙、2位は肥満である。10年以上タバコを吸っている60歳以上の喫煙者のほぼ全員が咳、痰、息切れなどの症状の出る慢性閉塞性肺疾患(COPD)になっている。またニコチン依存症からのうつ病やうつ状態にある。そして喫煙がCOPDになると知っている人は33%に過ぎない。COPDの急増する50歳代では18%である。喫煙が肺を破壊し息が苦しく咳が出ているのタバコで最も気になるのがタバコ代と答えた人は81%と自分の健康に対しては関心を示さない。むしろ自分は健康だと過信し楽観している。咳、痰、息切れのCOPD症状を軽くするには禁煙しかないのに、今すぐにでも禁煙しようと考えている人は15%に過ぎない。私の禁煙外来を訪れるニコチン依存症の殆どは喫煙の健康被害を良く知っており、過去に何回か禁煙を試みた人が多い。喫煙者のごく一部の人しか事の重大さを分かっていないのである。60歳を超え喫煙し続けると薬が効かず酸素吸入しかない、それも死を待つだけの生活を強いられるCOPDを引き起こす。禁煙の決意は今すぐにでも出来る。人生を変えられるのである。血圧を下げる薬はあるが、COPDを治す薬はない。

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